『獣になれない私たち』6話、懇親会シーンで「こういうヤツが一番ウザい」と叩かれた男
11月21日夜10時から第7話が放送される、新垣結衣主演の『獣になれない私たち』(日本テレビ系)。視聴率は第1話11.5%、以降は6~8%を推移していたが、第6話で10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2桁に復帰した。
同ドラマは、常に笑顔で仕事も完璧な頼れる女性・深海晶(新垣)と、人当たりが良い好青年・根元恒星(松田龍平)が織り成す物語。2人とも表向きでは“良い人”なのだが、晶は周囲に気を使い続けることに疲れ、恒星は内心誰のことも信用していない。「獣のように自由に生きられたら」と、願う2人の偶然の出会いは、現代社会を生きる大人のリアルなラブストーリーに発展していく。
第6話では、晶の勤める「ツクモ・クリエイト・ジャパン(TCJ)」に「樫村地所」の筧(吉村界人)が訪ねてくる。樫村地所が立ち上げた新規プロジェクトのサイトを、TCJに依頼したいというのだ。晶は以前、樫村地所で派遣社員として働いていたため、TCJ社長・九十九(山内圭哉)から担当を任されることに。すると、突然の依頼に戸惑う晶を差し置いて、樫村地所の部長・橋爪(山口馬木也)が担当同士での懇親会を開くことを提案。
懇親会に参加したのは、TCJの晶、上野発(犬飼貴丈)、松任谷夢子(伊藤沙莉)、そして樫村地所の筧と花井京谷(田中圭)。5人は遅れてくる橋爪と九十九を待ちながら、先に懇親会を始めることに。そこで、京谷が晶の彼氏だと知った松任谷は、「筧さんは? いるんですか、彼女」と何気なく質問。すると筧は、松任谷に狙われていると勘違いし「デベロッパーって言うと寄ってくるんですよね。肩書に弱い女性が」と嫌味っぽく返答。
筧の発言を見かねた上野が、「松任谷さん彼氏いますよ?」と反論し続いて松任谷も、彼氏とのツーショットが映し出されたスマホの待ち受け画面を披露。すると筧は、「待ち受けを彼氏彼女にするヤツは寒い」と言い放ち、さらなる持論を展開していく。京谷は筧の暴走を止めようとするが、筧と松任谷の言い争いはヒートアップ。九十九たちが現れるまで続くのだった。
「懇親会のシーンには、視聴者から『筧の空気読まなさ加減がすごい』『こういうヤツが一番ウザいよね』『松任谷さんに初めて共感した!』『筧くんって絶対ナルシスト』といった声が続出。晶が松任谷を支持したり上野が京谷を気にしたりと、さまざまな思惑が絡み合う様子には『このシーンが今日1番面白い』『懇親会の掛け合い最高だった』との声も上がっていました。また、普段は部下に横暴な九十九が、先輩である橋爪には頭が上がらないことも発覚。『いつもよりおとなしい九十九社長が笑えた』と溜飲を下げた視聴者も多かったようです」(同)(芸能ライター)
第7話では、怠ける社員や転職を目論む社員を警戒した九十九が、社内に録音機能付きの監視カメラを設置。常に監視されているような緊張感に、誰もが息苦しさを感じ始めていく。その様子を見た晶とSEチームリーダー・佐久間(近藤公園)は、会社全体の空気が停滞してしまうのではないかと心配する。
一方、寝たきり状態だった京谷の父の容態が悪化したことにより、母・千春(田中美佐子)は、京谷の弟と「病院にいれるかどうか」で揉めていた。しかし、京谷とケンカしたきりで、その状況を知るよしもない晶は、千春と連絡がつかないことに疑問を抱くのだった。
順調な仕事とは裏腹に社員のストレスは溜まる一方。晶がこの状態をどう打破するのだろうか。