「なんでスーツなんだよ!」『下町ロケット』5話、農作業中の吉川晃司にツッコミ続出
11月18日夜9時から第6話が放送される、阿部寛主演の『下町ロケット』(TBS系)。視聴率は第1話13.9%、第2話12.4%、第3話14.7%、第4話13.3%、第5話12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と順調だ。
同ドラマは、池井戸潤の小説を原作とした作品。元宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平(阿部)は、父親が経営していた下町の工場「佃製作所」を引き継いだ。特許侵害訴訟、ロケットエンジン用バルブシステム開発、人工心臓弁ガウディ計画など、さまざまな困難を社員と共に切り抜けてきた佃は、農機具パーツの開発に乗り出し、取引先とのトラブルや社員の抱える問題に立ち向かっていく。
第5話では、ギアゴーストの社長・伊丹大(尾上菊之助)が顧問弁護士・末永孝明(中村梅雀)との契約を打ち切るシーンからスタート。末永はギアゴーストのライバル会社・ケーマシナリーの顧問弁護士である中川京一(池畑慎之介)と手を組み、ケーマシナリーが有利になるように情報を流していたのだ。
そんな中、帝国重工では、ヤタガラス7号機に使う新型エンジンが完成。佃もそのお祝いにと帝国重工を訪ねていた。しかし、宇宙航空部の部長である財前道生(吉川晃司)は、どこか浮かない様子。なにやら、ヤタガラス打ち上げを最後に開発の現場を離れることが決まったというのだ。「心が空っぽになったような気分で……」と語る財前を見て、佃は「稲刈りに行きませんか?」と提案。
財前はその誘いに乗り、経理部長・殿村直弘(立川談春)の実家で立派に実った稲を収穫することに。佃は財前の隣で鎌を振るいながら、殿村が父の代わりに農業を手伝っていることや、機械化が進んでも農作業には人の手が欠かせないことを熱弁。そして、丸1日田んぼで汗を流した財前は、殿村の母が握ったおにぎりを食べながら「こんなにうまいものだったかなぁ、米は」と、感嘆の声を漏らすのだった。
「田んぼに現れた財前の服装は、スリーピースのスーツでジャケットを脱いだ状態。佃や財前はいつも通り作業着を来て稲刈りをしていたため、財前の姿はかなり浮いていました。これには視聴者からも『財前部長なんで稲刈りにスーツなんだよ!』『作業着姿が見られると思ったのに』『田んぼにスーツはさすがにどうなんだろう(笑)』とツッコミの声が相次いでいます」(芸能ライター)
第6話では、新規事業として無人農業ロボットの開発をスタートした財前。さっそく佃のもとを訪れ、「深刻な労働力不足にあえいでいる日本の農業を救いたい」と、農業ロボット開発に対する思いを告白。そして、佃製作所が新しく開発する農機具のエンジンとトランスミッションを供給してもらえないかと申し出た。
一方、ケーマシナリーとの裁判に勝訴したギアゴーストは、突然ダイダロスとの資本提携を宣言。さらに伊丹は、帝国重工の的場俊一(神田正輝)への復讐心に燃えるあまり、佃製作所とも縁を切るような発言をしてしまう。すると、ついに伊丹の暴走について行けなくなった島津(イモトアヤコ)はギアゴーストを退社し、佃製作所を訪ねてくるのだった。
「第6話からは、新章となる“ヤタガラス編”がスタートします。原作にあたる『下町ロケット ヤタガラス』(小学館)は2018年9月に発売されたばかり。『ドラマでどう仕上げてくるか楽しみ』『ヤタガラス編の伊丹さんを早く見たい』と、原作ファンからも期待の声が続出しています」(同)
ここまで信頼関係を築き上げてきた伊丹による突然の裏切り。佃製作所とギアゴーストの関係はどうなってしまうのだろうか。