BTS、“原爆Tシャツ”騒動を謝罪も「核心に触れてない!」「ちゃんと謝って」と批判やまず
韓国のアイドルグループ・BTS(防弾少年団)のコンサートが11月13日に東京ドームで行われ、“原爆Tシャツ”“ナチス衣装”などの一連の騒動について謝罪したというが、それに対し「違うだろ!」「核心に触れてない!」と怒りの声が沸いている。
BTSは10月25日付の「東京スポーツ」で、過去にメンバーが“原爆Tシャツ”を着ていたことが伝えられると「非常識だ」「反日なら日本に来るな!」などの批判が噴出。11月9日に出演予定だった『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の出演も見送られる騒動に発展し、その後、“ナチス”を連想させるパフォーマンスを行っていたことが明らかになると、ユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」から謝罪を求められる事態にまで騒動が広がっていた。
「今回、コンサートに参加したファンによると、ライブの終盤に、一連の騒動の発端となった“原爆Tシャツ”を着用していたジミンが、このような騒動になってしまったことに対し『ご心配されたと思います。僕たちはこれからも会える機会がたくさんあると信じています』などと語ったといいます。しかし、“原爆Tシャツ”や一連の騒動について直接言及することはなかったため、ネット上では『心配かけて申し訳ないって何だよ!』『ちゃんと謝ってない!』『原爆Tシャツを着てたことについての謝罪は?』など、怒りの声が噴出しています」(芸能ライター)
現在、BTSの日本版公式ホームページには、所属事務所のビッグヒットエンタテインメント名義で「全アーティストの活動において、戦争および原爆等を支持せず、これに反対し、原爆投下により被害に遭われた方を傷つける意図は一切なく、今後もない」「原爆被害者の方を意図せずとも傷つけ得ることになった点はもちろん、原爆のイメージを連想させる当社アーティストの姿によって不快な思いを感じ得た点について心よりお詫び申し上げます。」(一部抜粋)と、謝罪文が掲載されている。
「ただ、あくまでも所属事務所が発表した謝罪文であるため『本人からの謝罪は?』などの声も上がっています。さらに『今さら謝罪しても遅い』『たとえ本人が謝罪したとしても許されない』など、いまだ糾弾する声が多いのが現状です」(同)
BTSは現在日本で初めてのドームツアーを行っており、11月21日~24日に大阪・京セラドーム、来年1月12日、13日に愛知・ナゴヤドーム、2月16日、17日に福岡・ヤフオク!ドームでコンサートを行う予定。
「しかし、今月13日のコンサートでは会場近くの路上でヘイトスピーチを行う団体も現れ、警察が駆けつける事態になったそうです」(同)
一連の騒動の余波は、まだ続きそうだ。