ジャニーズ後継者、滝沢秀明が犯した“未成年”飲酒・喫煙の代償――問われる「清廉性」
“タッキー”こと滝沢秀明が、この年末にタレント活動を引退し、後進の指導に専念することが発表されてから、間もなく2カ月がたつ。
ここ数年、ジャニー喜多川社長の健康不安がささやかれ、近い将来の勇退も現実味を帯びていたが、これにより、なかなか見えてこなかった次世代のジャニーズ事務所の姿がハッキリ見えることとなった。
経営の実権は、ジャニー氏の実姉・メリー喜多川副社長の実娘である、藤島ジュリー景子副社長が握り、タレントの育成や舞台のプロデュースに関しては滝沢が陣頭指揮を執っていくことで、ジャニー&メリーの喜多川姉弟が一代で築いた「アイドル帝国」は、当面その影響力とともに継承されていくことになりそうだ。
だが、本当に滝沢でいいのか? 元TOKIO・山口達也の未成年への強制わいせつに始まり、NEWS・小山慶一郎と加藤シゲアキの未成年飲酒同席問題など、所属タレントの不祥事が相次ぐジャニーズだけに、これからは、歌やダンスの技術とともに、人間教育が大きな課題となってくる。指導者としてトップに立つ、滝沢のこれまでの言動に問題があれば批判を受けるし、より高い清廉性が求められる場面も出てくるだろう。
10月に発足した第4次安倍改造内閣で、唯一の女性閣僚となった片山さつき地方創生担当大臣に、古巣の財務省に対する口利き疑惑が「週刊文春」(文藝春秋)によって報じられたように、責任ある立場になってから過去の行動が問題になったら大ごとに発展しかねない。
しかも滝沢は、まだ独身。決定的なシーンを撮られたのは、2001年の鈴木亜美との箱根1泊旅行くらいで、石原さとみや深田恭子との関係が浮上したこともあったが、うわさの域を出なかった。11年に、都内の商店街で“大沢あかね似”の女性をピックアップし、町田のラブホテルで一夜を過ごしたことを「フライデー」(講談社)に報じられて以降、これといった女性問題も報じられていない。
「女性関係が何もないわけがないんですが、非常に警戒心が強くてガードが固いことで有名です。プライベートに最も謎が多いタレントの1人ではないでしょうか」(女性誌記者)