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『イッテQ』ヤラセ騒動がいまだ尾を引くワケ――コーディネート会社と食い違う“証言”

2018/11/13 11:47
『世界の果てまでイッテQ! 』(日本テレビ系)公式サイトより

 各メディアが“疑惑”を追求するも、11月11日の放送では一切言及せず、16.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を獲得した『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。視聴者の多くは番組に味方しており、日テレサイドは「週刊文春」(文藝春秋)が報じたヤラセ問題を“スルー対応”で乗り切る姿勢でいるものの、現在メディア関係者の間では、海外コーディネート会社・Mが「このままいけば日テレの“泣き所”になり得る」と話題になっているのだという。

 同社のT社長は、フジテレビや「朝日新聞」、「フラッシュ」(光文社)などの取材を受けているが、いずれも日テレが公式発表した内容とは、食い違いを見せる証言をしているという。

「問題になっている『橋祭り』について、『もともとラオスに実在する』としながら、『番組を面白くするため、自分たちが企画を提案して、ラオスの美術会社とともにセットを組んで参加者を募り、賞金も支払った』などと回答しているんです。日テレは『番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はない』と公式に発表しているだけに、この食い違いは騒動を根底から揺るがすもの。それだけに、日テレ側の発表は、騒動の責任が同社にあると言いたげなものになっていました」(スポーツ紙記者)

 11月13日発売の「フラッシュ」でも、T社長は「橋祭り自体をでっち上げたということはありません。(中略)具体的にどこでやっているかは、すぐにお答えできませんが…」とぼやけたコメントを残している。

「T社長の話は不明確な点もあり、口を開けば開くほど『イッテQ』や日テレにとって、不利な存在になることは間違いない。一部では、Mが番組サイドから不当な扱いを受けたことから、日テレに“復讐”するため、『文春』に情報を売ったのでは……という説まで浮上しています」(同)

 そしてこのT社長の存在が、現在、他メディア、特にテレビ局報道部の間で、しきりに取り沙汰されているのだとか。

「彼の存在や言動が、今後さらに騒動を大きくする可能性も、十分に秘めていますから。やはり日曜ゴールデンでの『イッテQ』は難攻不落の名城で、他局からすれば貶めたくてしょうがないのが本音。NHKでさえ、大河ドラマにダブルスコア差をつけられているだけに、このトラブルにはずっと関心を向けているほどです」(テレビ局関係者)

 なお、ネット上でMと実名特定されている会社は「完全に間違っている」(同)そうだが、「文春」の続報も予測されるなか、日テレサイドによるMやT社長への“口封じの一手”は決行されているのだろうか。

最終更新:2018/11/13 11:47
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