『とくダネ!』山田美保子、ジャニーズファン“鉄の掟”解説に「聞いたことない」と批判続出
関ジャニ∞・大倉忠義が公式携帯サイト・Johnny’s webで“過剰な追っかけ行為”に苦言を呈し、ジャニーズファンのマナー問題が注目を集めている。11月12日放送の情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)では、過去の事例を振り返りながらこの一件を特集したが、解説役で登場したジャニーズファンの放送作家・山田美保子氏の発言に批判が続出している。
大倉は連載「関ジャニ戦隊∞レンジャー」(11月8日更新)内で、駅や空港での移動時に多くの女性が待っていること、こうしたファンが一般の利用者にも迷惑を掛けていると、具体例を記述。プライベートにもつきまとってくるファンの存在を明かし、「普通の人に戻る方がよっぽど楽だろう」「そろそろ限界だ」などと本音を吐露した。昨今、一部ジャニーズファンによる入り・出待ちのマナーが問題視されており、9月にはKing&Princeが宮城でコンサートを行った際、仙台駅に多くのファンが集結。ホームに人がごった返し、メンバーが乗った新幹線は混乱によって発車が遅れたという。
そんな中、今回の『とくダネ!』は大倉が綴ったJohnny’s webの内容を伝えつつ、街のジャニーズファンに聞いた意見や、過去にKis-My-Ft2・玉森裕太、Hey!Say! JUMP・八乙女光らも駅で出待ちをするファンに言及した件を紹介。ジャニーズ事務所サイドも公式サイトで公共交通機関の利用に関してファンに注意を促している点を視聴者に説明した。山田氏は「ジャニーズファン歴50年」としてスタジオに生出演し、大倉の連載を受けて「私もこんなことになってるっていうのは正直知らなかったので、ビックリしました。あと、マナーを守っている、ルールを守っている方が大半なので、そのファンの方たちが本当に今、悔しい思いをしているだろうなと思います」と、コメント。
また、進行の伊藤利尋アナウンサーは「山田さんの取材によると」と前置きした上で、「鉄の掟というか、暗黙のファン同士のルールというのがあるんだということなんですね」「出待ちができるのは、山田さん。手紙を渡したい人だけですよ(ということ)?」と、確認。話を振られた山田氏は「出待ちといっても、東京ドームとかではないですね。例えば日生劇場であるとか、シアタークリエであるとかの舞台にアイドルさんが出ていらっしゃる時に、そのお目当てのアイドルさんにお手紙を渡す列ができてます」「リーダー格の方がちゃんと整列をさせて、静かに待っていますね」と、証言した。
「番組では手紙の受け渡しについて、『代表者が全員の手紙をまとめて渡す』『代表者をじゃんけんで決める場合も』などと、ボードを使っておさらい。ほかに、『(電車で)同じ車両に乗るのはNG』『ホームには上がらず改札の外で出待ち』とのルールを受け、山田氏は『改札の外も本当にできれば出待ちしない方がもちろん望ましいのですが』と言いつつ、駅員やイベンターがロープで規制している光景を見たことがあると語っていました。飛行機も同様に『同じ便に乗るのはNG』ですが、もし搭乗してしまった場合は『ブランケットなどをかぶり存在を隠す』とのことです」(ジャニーズに詳しい記者)
大倉も前述の連載でプライベートの食事中に駅や空港にいるファンが横のテーブルにいたと嘆いていたが、山田氏は「顔を覚えられてしまっているファンの人の場合は、やっぱりその同じ便に乗ることによってアイドルさんにストレスを与えてしまったり……」と、移動のリラックスタイムを邪魔しないためにも「“自らブランケットをかぶって存在を消す”という方がいるということを聞きました」と、コメント。番組はアイドルの後ろで、ブランケットらしき布を使って顔や体を隠す様子をイラスト化し、視聴者にわかりやすくまとめていた。しかし、『とくダネ!』を見たジャニーズファンは主に山田氏の「お手紙をわたす列」といった解説に、憤怒。実際、こうした場面はあるようだが、ジャニーズ事務所がサイトを通じてファンに呼びかけているような公式のものではなく、“知る人ぞ知る”世界の話だろう。
それだけに、「『とくダネ』のせいで、今後劇場や改札外の出待ちが急増したら誰が対応するの。公式への取材で確認できないような暗黙のルールを流しちゃだめでしょ」「グレーゾーンの列の話を発信するなら、山田さんが提供した情報が間違いではないか事務所に確認を取るべき」「事務所が認めてないことを、公式ルールかのように言ったのは問題。迷惑行為を助長する」「山田さんの発言は、間違った情報だし、問題になっているヤラカシを助長する危険性もある。ジャニーズウォッチャーを名乗って仕事するなら責任取るべき」と、非難の声が続出している。
さらに、飛行機に同乗した時は「ブランケットなどをかぶり存在を隠す」との文言にも、「山田美保子に嫌悪感。ブランケットかぶればいいって意味不明。列の話も堂々と話したから、今よりひどくなる可能性あるよ」「ブランケットで存在を隠すなんて、聞いたことない」「ブランケットかぶれば同電してもOKだと開き直る輩が続出したら、どう責任を取るつもりか」といった意見が噴出している。
ジャニーズファンの山田氏は、自身が見聞きした現状を報告し、警鐘を鳴らす目的で出演したものとみられるが、かえって波紋を呼ぶ結果に。今一度、ジャニーズ事務所側が禁止事項を周知する必要もあるのかもしれない。