「やたらと濃い親子だな」『下町ロケット』4話、古舘伊知郎と中尾彬の親子役にツッコミの声
11月11日夜9時から第5話が放送される阿部寛主演ドラマ『下町ロケット』(TBS系)。視聴率は第1話13.9%、第2話12.4%、第3話14.7%、第4話13.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調をキープし続けている。
同ドラマは、池井戸潤の小説を原作とした作品。元宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平(阿部)は、父親が経営していた下町の工場「佃製作所」を引き継いだ。特許侵害訴訟、ロケットエンジン用バルブシステム開発、人工心臓弁ガウディ計画など、さまざまな困難を社員と共に切り抜けてきた佃は、農機具パーツの開発に乗り出し、取引先とのトラブルや社員の抱える問題に立ち向かっていく。
第4話では、ギアゴーストと佃製作所の内部をよく知る人物が、ライバル会社・ケーマシナリーに情報を流している疑惑が浮上。佃製作所の顧問弁護士・神谷修一(恵俊彰)は「内通者が社員の中にいるのではないか」と伊丹(尾上菊之助)に尋ねるが、伊丹は家族同然の社員たちを信じる方針を曲げようとはしない。
しかし神谷が調査をしてみると、ギアゴーストの顧問弁護士・末長(中村梅雀)がケーマシナリーの顧問弁護士・中川(池畑慎之介)とつながっていたことが明らかに。本人に探りを入れてもはぐらかされてしまったため、伊丹は中川を疑い始める。そんな中、佃製作所のライバル会社・ダイダロスの重田登志行(古舘伊知郎)が伊丹と面会。重田は佃製作所に代わって、自分がギアゴーストを買収すると言い出した。
伊丹と重田はかつて帝国重工で顔を合わせており、その時は伊丹が下請けである重田の会社を切り捨てる立場だったという。そして、伊丹から契約を切られたショックで重田の父・登志信(中尾彬)は他界。重田は伊丹に復讐を果たすため、会社を立て直して近づいてきたのだ。
「回想シーンでは、重田が父と一緒に帝国重工の的場(神田正輝)や伊丹に頭を下げている様子が映し出されました。しかし視聴者からは、『中尾さんと古館さんが親子って無理がある』『中尾さんがいくつの時の息子になるんだ』『なんかやたらと濃い親子だな……』とツッコミの声が続出。あまり年の差を感じさせない2人の風格が裏目に出てしまったようです」(芸能ライター)
第5話では、ギアゴーストとケーマシナリーの特許侵害訴訟が本格的にスタート。第1回口頭弁論の日には、伊丹や島津(イモトアヤコ)のほかに、佃や佃製作所の社員も傍聴に訪れる。一方、帝国重工では、財前(吉川晃司)が的場の指示によってロケット新事業開発の部署に異動することに。そして、ひょんなことから殿村(立川談春)の実家に訪れることになった財前は、佃製作所の社員と交流する中で重要なことに気づかされるのだった。
「4話でスポットが当たった古館や中尾のほかにも、福澤明や木下ほうか、中村梅雀など貫禄ある俳優たちが数多く登場しています。『キャストが大物すぎて毎回驚かされる』『福澤さんと古館さんの共演ってレアじゃない?』と驚きの声が後を絶たず、今後彼らがどんな演技で戦っていくのか目が離せません」(同)
次週で“ゴースト編”の完結を迎える同作。佃製作所とギアゴーストは勝利を勝ち取ることができるのか見逃さないようにしよう。