「なんていうか情けない男」『獣になれない私たち』4話、恒星に殴りかかる京谷に冷たい声
11月7日夜10時から第5話が放送される、新垣結衣主演の『獣になれない私たち』(日本テレビ系)。視聴率は第1話11.5%、第2話8.5%、第3話8.1%、第4話6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、右肩下がりに数字を落としている。
同ドラマは、常に笑顔で仕事も完璧な頼れる女性・深海晶(新垣)と、人当たりが良い好青年・根元恒星(松田龍平)が織り成す物語。2人とも表向きでは“良い人”なのだが、晶は周囲に気を使い続けることに疲れ、恒星は内心誰のことも信用していない。「獣のように自由に生きられたら」と、願う2人の偶然の出会いは、現代社会を生きる大人のリアルなラブストーリーに発展していく。
第4話では、晶の行きつけのバー「5tap」で晶と口論になった京谷(田中圭)が、二日酔いの状態で出勤する場面からスタート。しかし、スマホをどこかに忘れてきたことに気づき、慌てて探し回ることに。そんな中、1人で「5tap」に立ち寄った晶は、「昨日は呉羽(菊地凛子)が酔っぱらった京谷くんを送っていったよ」と、マスターから聞かされる。そして、店にいた恒星が呉羽に電話をすると、呉羽は「京谷が忘れていったスマホを持っている」と言い出すのだった。
翌日、晶はスマホを受け取るために呉羽の元を訪ねたのだが、そこで「普通だったよ、やってみたけど」と、衝撃の告白をされてしまう。酔った京谷を部屋に連れ込み、そのまま一夜を共にしたというのだ。パニックになった晶は慌てて恒星の事務所を訪ね、元カノ・呉羽がどんな人なのかを問いただすことに。事情を聴いた恒星は「さすがに呉羽もそこまで野獣じゃない」と諭し、晶を落ち着かせようとする。
しかし、恒星の言葉を信じることができない晶は、「呉羽さんからスマホを受け取った」と京谷に打ち明けることに。それを聞いて動揺した京谷は「昨夜はどうかしてた」と言い訳をこぼすのだが、晶は何も聞かずに「5tap」へと駆け出していた。店にいた恒星に、晶は愚痴を吐きながら「馬鹿に…なります?」と声を掛け、2人は恒星の部屋に行くことに。しかし、ベッドに横になったとたん恒星が寝てしまい、放置された晶は笑いをこらえながら腕の中から抜け出すのだった。
「翌朝、恒星が寝ているうちに部屋を出て、銭湯に寄り道してから帰宅。清々しい表情で『さっぱりした!』とつぶやきながら銭湯を出る晶のシーンは、『湯上りガッキー可愛すぎ』『見てて気持ちいい』『吹っ切れた晶さんなんかカッコいいぞ!』と大好評。『これからどんな行動に出るか楽しみ』と、今後の展開に期待する声も上がっています」(芸能ライター)
第5話では、晶が京谷の家を訪ね、元カノ・朱里(黒木華)に直談判。しかし、なりふり構わず感情的になる朱里を見た晶は、自分との違いを痛感することに。そして会社では、今まで以上に仕事をこなし、笑顔を絶やさずに振る舞う晶。その姿を見た社長の九十九(山内圭哉)は上機嫌になるが、社員の松任谷(伊藤沙莉)だけは晶の不自然な明るさに気づいていた。
「第4話では、晶と寝たと勘違いした京谷が恒星に殴り掛かっています。視聴者からは『自分のことは棚上げか』『なんていうか、情けない男』と厳しい声が上がっていますが、京谷が晶の浮気をどう受け止めるかも今後の見どころとなるでしょう」(同)
今回は馬鹿にも獣にもなれなかった晶だが、ここからよじれた関係をどう精算していくのか、目が離せない。