滝沢秀明、ジャニーズJr.・SixTONESのMVで初プロデュースも「先行き不安」の声出るワケ
ジャニーズJr.内ユニット・SixTONESの楽曲「JAPONICA STYLE」のオフィシャル・ミュージックビデオが、11月4日に動画配信サイト・YouTubeの「ジャニーズJr.チャンネル」で公開された。今作は年内で表舞台から退き、裏方に転身する滝沢秀明がプロデュースを手掛けているが、公開された映像についてJr.ファンの間では賛否両論が飛び交っている。
今年3月にスタートし、人気のJr.グループ5組(Snow Man・Travis Japan・SixTONES・東京B少年・HiHi Jets)の動画を配信中の「ジャニーズJr.チャンネル」。特にSixTONESは比較的高い再生回数を誇っており、先日はYouTubeが世界各地で行っている「YouTube アーティストプロモ」キャンペーンに抜てきされ、東京・品川駅構内に巨大ポスターが掲示されたことでも話題になった。「YouTube アーティストプロモ」への日本アーティストの参加は「初めて」だという。
大役就任に加えて、SixTONESのオリジナル曲「JAPONICA STYLE」のミュージックビデオの制作が決まり、滝沢がプロデュースを担当。滝沢といえば、今井翼と組んでいたユニット・タッキー&翼が9月10日をもって解散となり、来年にはジャニー喜多川社長の意思を継いで裏方に専念すると公言。そのため、今回のミュージックビデオは「滝沢秀明 ~初MVプロデュース~」と銘打たれ、ネット上で注目を集めている。
「『JAPONICA STYLE』はタイトル通り、和の雰囲気が特徴的な楽曲です。コンサートや『ザ少年倶楽部』(BSプレミアム)などでパフォーマンスした際は、派手な衣装を着たメンバーが扇子を持ち、桜の花びらが舞う中で優雅なダンスを披露していました。しかし、今回のミュージックビデオは黒や白を基調とした衣装に変わり、6人のクールな表情が盛りだくさん。振り付けは一部異なっており、滝沢が新たな世界観を演出したようです。随所に出てくる赤い薔薇の花びらが象徴的で、シンプルなセットとは対象的に、赤のアクセントが目を引く映像に仕上がっていました」(ジャニーズに詳しい記者)
大サビは曲が一時的に停止し、メインボーカルのジェシーがサングラスを外すほか、京本大我が口紅をつけるシーンも。背後に夜景が広がる屋上でのカットを挟み、最後は大量の薔薇の花びらが舞い落ちる中、メンバーが前方へ走り出すという展開だった。Jr.ファンは「演出かっこよすぎる。タッキーすごい」「今までの衣装と振り付けが大好きだけど、新しいのはスタイリッシュでカッコ良い!」「これはこれでSixTONESらしい」と、滝沢のセンスを絶賛する声が上がっている。
その一方、多くのジャニーズファンからはシビアな意見が噴出。「なんか古い。昔のビジュアル系って感じ」「一昔前のK-POPみたい」「ありきたり、安直って言葉がピッタリ。ひねりがほしい」などと物足りなさをつづる声や、「大我が紅引くシーンはタッキーの趣味でしかない」「タッキーのセンス全開で先行きが不安」「タッキーのセンスがズレてるんだとわかった」「滝沢の練習台にされるなんて……」と、滝沢の実力に懐疑的な反応が相次いでしまった。「YouTube アーティストプロモ」に就任し、知名度や人気上昇が見込める重要な局面だけに、「プロに任せるべきだったのではないか」といった思いを抱く人たちも少なくなかったようだ。
さらに、最も問題視されているのが小道具の薔薇。同曲には「夢 恋 桜」との歌詞が存在するため、「薔薇じゃなくて桜がよかった」「なんで薔薇?」「薔薇をあえて和に使いたいのはわかるけど、やっぱ桜だよ」「背景に薔薇が映えてないし、花吹雪も効果的に見えない」と、辛口コメントが寄せられている。
「ほかにも、メンバーの高地優吾、森本慎太郎、松村北斗のソロカットが少ないとファンは嘆いています。一方、Jr.チャンネルの動画は午後8時配信が定番となっているのですが、ミュージックビデオは11月5日午前10時の段階でアップされており、ファンは『海外に向けてのアピールだと思う』『動画を上げた時間的にも、特にアメリカを意識してる』と、YouTubeとJr.チャンネルサイドの戦略を予測。実際、コメント欄は英語や中国語などで埋め尽くされ、日本以外の視聴者からも大反響です」(同)
再生回数は6日の午後6時30分時点で100万の大台を突破し、注目度の高さを証明している。「JAPONICA STYLE」の反応は批判と称賛で割れてしまだったが、残る4組のミュージックビデオが制作される場合も、滝沢が監修することになるのだろうか?