RIP SLYME、活動休止を「報道で知った」メンバーも……「まるでSMAP解散騒動」と動揺走る
突然、活動休止が報じられたRIP SLYMEのメンバー・PESが11月2日、Twitterで「私は何も知らない」などと発言したことにより、ファンの間に大きな動揺が広がっている。PESのツイートを見る限り、グループからはすでに脱退、あるいはRIP SLYME自体が解散しているようにも読めるため、ネット上には「信じられない」といった悲痛な声が飛び交っている。
RIP SLYMEは10月30日、オフィシャルサイトが翌31日に閉鎖することを発表。それ以降、公式発表は一切出ていないものの、同日付の「スポーツニッポン」が唯一、5人グループという現行体制を見直し、再始動に向けて話し合いや準備を進めていると報じた。
「『スポニチ』は、彼らが所属する『田辺エージェンシー』と太いパイプを持っているだけに、実質的にこの報道は同社の“公式見解”に等しい。そこに、PESが“参戦”したことで、『事務所とメンバーの間で何かトラブルが起こっているのでは?』とネット上で騒がれるようになったのです」(スポーツ紙記者)
PESのツイートを引用すると、「すみません。変なのですがホントにニュースで知ったので…。何も聞いていないのでその旨も伝えられないというか…。わたしは随分前から何も出来ない立場なので謝ることしか出来ません」「(RIP SLYMEは)好きでしたし寝る間も惜しんで色んなものを注いだなと思っています。曲たちに罪はないので可能な限り歌っていきたいなと思っています」などと、まるでRIP SLYMEでの活動を“過ぎ去ったこと”として扱っているようにも見える内容だ。
「メンバーは蚊帳の外で、事務所と『スポニチ』が一方的に活休を判断・宣言したのではないかと、ファンは訝しがっています。2016年に起こったSMAP解散騒動を思い出し、『まるでジャニーズ事務所と御用達メディアみたい』と揶揄する声も。なお、田辺エージェンシーは、各メディアの問い合わせに『担当者不在のため答えられない』、また所属レーベルであるワーナー・ミュージックも、『答えることはありません』と取材拒否に近い対応です」(同)
ワーナーには、ファンからも問い合わせが殺到しているというが、担当者は田辺エージェンシー側から何も説明されておらず、回答したくてもできないというのが実情だという。
「こうした事務所やメンバー同士のトラブルは、芸能界では決して珍しいものではありません。しかし、ここまで不可解な形で公になってしまうのは、メジャーアーティストとしては例がありませんね。この状況から、あっさりと活動再開するとは、とても思えない。ゆくゆく、メンバーのあずかり知らぬところで、メンバーチェンジや解散が報じられる可能性も十分にあり得ます」(同)
この騒動の根幹にどんな原因があったとしても、それでも所属事務所としては、ファンの気持ちをくんだ上でのマネジメントを意識してほしいものだ。