『火曜サプライズ』、新MC・ヒロミに批判も12.4%でトップ! 「ウエンツ関係ない」の声
来年で放送10年を迎える長寿番組『火曜サプライズ』(日本テレビ系)。「旅とグルメで元気になる美味しい1時間」をキャッチフレーズに、東京近郊の飲食店を有名俳優や女優がアポなしで訪問するコーナーが人気の番組だ。事前に取材交渉をしていない店にタレント自らロケ中に掛け合う姿が、「素の表情が垣間見られる」と好評を博している。
「もともと同番組は2009年、日テレの平日夜7時台の生放送プログラム『サプライズ』が発祥です。火曜日以外も、爆笑問題や、えなりかずき、くりぃむしちゅーといった面々がメインを張る帯番組でしたが、低視聴率にあえぎ相次いで終了。比較的数字を取っていた火曜の『サプライズ』だけ残ったのです」(芸能ライター)
そんな番組開始当初からMCを務めていたのがウエンツ瑛士。だが9月末、イギリス・ロンドンのウエストエンドの舞台に立つ夢をかなえるために演劇留学。代わりのMCに抜てきされたのがヒロミと青木源太アナ、新レギュラーが森星だった。
「3人は、10月23日に放送された『火曜サプライズ ~イケメンアポなし祭り&YOSHIKIとアメリカ大上陸3HSP~』にそろって初出演。ヒロミと青木アナの登板は伝えられていましたが、森だけはこの日に明かされました」(同)
ガラッと変わったレギュラー陣について、視聴者からの反応はといえば「ウエンツがいないと面白くない」「ヒロミはどこに需要があるんだ」「ウエンツの後任がヒロミって色が違う」「ヒロミがメインならもう見ない」などと落胆の声が目立つ結果に。
「ヒロミと青木アナはロケにも出ていたものの、ガチガチに緊張している様子が伝わりました。またスタジオでVTRが流れている間のヒロミは、ほかの共演者との距離を縮めようとしたのか、単なるしゃべりたがりなのかわかりませんが、ワイプ越しに自由に雑談。それに応じて山瀬まみが爆笑している声も聞こえ、これまでとは様子が変わった感があります」(同)
ウエンツとヒロミではキャラが異なるため、スタジオの雰囲気が一変するのは当然かもしれないが、では視聴率はどうだったのだろうか。
「12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で横並びトップでした。この日の民放裏番組は『林修の今でしょ!講座3時間SP』(テレビ朝日系)が11.6%、『この差って何ですか?』(TBS系)が8.6%、『今夜はナゾトレ』(フジテレビ系)が6.7%という結果に終わっています。ちなみに、ウエンツのラスト出演回(9月25日)の2時間スペシャルは12.1%で、ヒロミ初登場回とほぼ変わりませんでした。つまり、新MCの顔ぶれに嫌悪感を持っている視聴者も一定数いるものの、長寿番組とあってお茶の間に視聴習慣が根付いている。ウエンツが居よう居まいと、司会の交代程度では大崩れしないということです」(業界関係者)
さらに『火曜サプライズ』は、毎回ゲストを招いての番組作りのため、レギュラー陣よりゲスト頼みといえる面もあるだろう。とあれば、熱心な番組ファンでない限り誰が仕切ろうと、そこまで違いは感じないだろう。いずれにしても今後の推移は注目していきたい。