ジャニーズJr.・SixTONES、YouTube広告起用も納得の「セブンとコラボ」「圧倒的な再生数」の実力
今年3月、動画配信サイト・YouTubeでスタートした「ジャニーズJr.チャンネル」。人気のJr.内ユニット5組が参加する中、SixTONESが同チャンネルの“顔”に、選ばれたようだ。10月29日、東京・品川駅構内にJr.チャンネル用のSixTONESの巨大ポスターが出現し、多くのファンから喜びの声が上がっている。
今回、ネット上で注目を集めているポスターは、黒を基調としたシックな衣装のSixTONESメンバーや、「SixTONES ジャニーズをデジタルに放つ新世代」というキャッチコピーが目を引くもの。グループ名には「ストーンズ」とふりがながついており、利用者の多い品川駅での掲示とあって、グループの認知拡大が期待できるだろう。29日朝、ポスターの情報がTwitterで拡散されると、ファンは「品川駅に広告って、SixTONESスゴい!」と歓喜。記念写真を撮るために現地へ足を運ぶファンも増えているとか。
総合トレンドメディア「ORICON NEWS」によれば、これはYouTubeが世界各地で展開している「YouTube アーティストプロモ」キャンペーンの一環。これまで、海外では韓国のボーイズグループ・防弾少年団(BTS)、イギリスの女性シンガーソングライター・DUA LIPAなど、高い再生回数を記録するアーティストを起用したという。SixTONESバージョンは11月4日まで貼り出され、今後はソロカットを含むさまざまなバリエーションのポスターが続々と都内に掲出されるそうだ。
ジャニーズといえば、大手芸能プロダクションの中でも“アナログ体質”の事務所として知られていたが、昨年頃よりデジタル改革が進み、今年になってYouTubeに進出。3月21日に「ジャニーズJr.チャンネル」がオープンし、現在はSnow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)が動画をアップするほか、月曜日と火曜日は特別企画を不定期で配信している。今回、キャンペーンキャラクターに就任したSixTONESは、4グループに比べて再生回数が圧倒的に高く、「ジャニーズJr.チャンネル」を代表するグループといっても過言ではない。
「Jr.チャンネル発足時の会見では、SixTONES・田中樹が報道陣や関係者を前に、5グループをまとめる役割を担っていました。また、4月6日配信のSixTONESの動画にはサッカー元ブラジル代表・ロナウジーニョが登場し、メンバーのジェシー、高地優吾との対談が実現。『同チャンネルのゲスト出演第1号』と、ニュースになりました。9月24日公開分はセブン-イレブン・ジャパンの提供で、SixTONESの6人が『セブン-イレブンのおでんで1000kcal超えたらドボンゲーム』という企画にチャレンジ。これは同チャンネル開設後、初めてのプロモーション動画となり、10月22日には同社と第2弾となるプロモーション動画をアップしています。彼らの動画は、企画の面白さはもちろんのこと、田中をはじめとして話し上手なメンバーが多く、見せ場がちゃんと作られているのが魅力でしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
7月に行われたYouTubeのイベント『Brandcast 2018 Japan』では、アクロバットやダンスに定評があるSnow ManとTravis Japanの2組が、ステージだけでなく客席や舞台裏を駆け巡るスペシャルパフォーマンスを披露していたが、今回のキャンペーンではSixTONESが起用される結果となった。
「再生回数の面から見ても、納得の人選でしょう。例えば、10月26日アップの『YouTubeでラジオ番組やってみた!』は、公開3日で15万台に伸びた一方、前日25日公開のTravis Japanによる『100均でハロウィンメイクに挑戦!』は10万台(29日時点)。SixTONESは公開から1週間前後で20万台に届くパターンが恒例化しつつあり、安定した人気を得ています」(同)
広告登場の事態を受け、SixTONESファンは「YouTube側が起用してくださったんだろうな。感謝しかない。しかもストーンズってふりがな入れてくれてる」「SixTONESを広告塔として抜てきしてくれるなんてありがたい」と感動。「品川駅でSixTONESが気になった方へ」と、過去の動画を紹介する“普及活動”をSNSで行ったり、SixTONESがプロモーションで組んだセブン-イレブンの商品購入に勤しんでいるようだ。
樹の兄で、元KAT-TUN・田中聖も29日午前10時台に「品川駅にとある物見に行きたいな…」とツイートするなど、各所で話題になっているSixTONESのポスター。今後、ジャニーズファン以外のYouTubeユーザーも取り込めるだろうか。