「NHKにいてこそ輝く人」と揶揄される、フリー転身した元NHK女子アナ3人の現在
人気の高い女子アナウンサーには、フリー転身のウワサがつきまとうもの。『あさイチ』(NHK)で8年もの間、V6・井ノ原快彦と“朝の顔”を務めていた有働由美子アナウンサーも、数年来フリー転身がうわさされ、今春ついにNHKを卒業した。
「フリーから転身した有働アナは、まさに鳴り物入りで『news zero』(日本テレビ系)のキャスターに就任しましたが、結果は伴わず。今月12日の放送では平均視聴率4.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となってしまいました。オリコンスタイルの『好きな女性アナウンサーランキング』では毎回上位に食い込み、満を持してのキー局デビューでしたが、惨敗ともいえる結果に。ネット上では『イノッチがいたからバランス取れてただけ』『バラエティー色強くて、夜の報道番組向きじゃない』『こんなに滑舌悪かった?』といった声が相次いでいます」(芸能ライター)
有働アナについて、「NHKにいてこそ輝く人だった」と評する声も少なくないが、同じく「NHKにいた方がよかった」といわれているのは住吉美紀アナウンサー。『スタジオパークからこんにちは』『プロフェッショナル 仕事の流儀』(いずれもNHK)でキャスターを務め、堅実な人気を集めていたものの、2011年のフリー転向後は苦戦が続いている。
「フリーになるとすぐ、鳴り物入りで『知りたがり!』(フジテレビ系)のメインキャスターに就任したものの、たった1年で番組終了。以降は単発の仕事やラジオ、BS番組の仕事が続いています。そんな中、14年に出演した『踊る踊る踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)では、大好きな明石家さんまに会えたことに感動して号泣。これにネットユーザーはドン引きで、『なんか変な人。仕事がないのは人間性も関係してるんじゃない?』『必死すぎて民放に向いていない』『NHKアナの中では有名だったし、NHKにいたらよかったのに』といった呆れた声が寄せられてしまいました」(同)
04年にフリーとなった久保純子アナウンサーにも、同様の意見が聞かれている。
「久保アナは『プロジェクトX~挑戦者たち~』や『ポップジャム』に出演し、1998~2000年までは『NHK紅白歌合戦』の紅組司会を務めるなどNHKの看板アナウンサーで、フリー後は、『ブロードキャスター』(TBS系)『ウチくる!?』(フジテレビ系)などに出演。11年には夫のアメリカ転勤に伴ってレギュラーを全て降板し、13年に復帰したものの、現在はラジオ番組のレギュラーがあるだけ。ネット上では『あのままNHKにいればアナウンサーとしては安泰だったのに』といった声がある一方で、『仕事と出産どちらも大事って言ってたから、これくらいがちょうどいいのかもね』と賢明な判断だったする意見も聞かれています」
NHK、キー局問わず、フリーアナウンサーへの転身は容易なものではない。古巣から飛び立ってしまった以上、戻る道は残されていないが、彼女たちには今後どんな道が広がっているのだろうか。
(立花はるか)