沢田研二、ドタキャン騒動会見は「笑い起こる一幕」も? 意外な舞台ウラをマスコミ暴露
10月17日のさいたまスーパーアリーナ公演を、開始直前の土壇場になって「契約上の問題」でキャンセルした沢田研二。その後、自宅近くで会見を開いた沢田は、客入りの不振が原因だったと明かし、ネット上では批判が噴出している。しかし、約30分間、沢田による謝罪を目の前で聞いた取材陣は、皆、彼にエールを送るようになったという。
沢田によれば、当日の集客は9,000人を予定していたものの、リハーサル時に、客席の一部が座れない状態になっていることに気づいたという。そして、実際の客入りは、7,000人であることが判明し、「この状態ではコンサートができない」と、自ら中止を決めたそうだ。
「中止理由がわかると、ネット上では、沢田へのバッシングが巻き起こり、『プロ失格』『客が入らないのは自分の責任なのに』といった批判が集中。この一件を取り上げるテレビ番組でも、コメンテーターによって賛否が分かれている印象で、自分がステージに立つ側の人は、沢田にやや同情的ですが、一方で『会場を訪れたファンに失礼だ』と意見する者もいます」(芸能ライター)
そんな渦中の沢田だが、実際に自宅近くでの会見に参加したというマスコミ関係者の目に、彼はどう映ったのだろうか。
「“ドタキャン劇”当日の夜から、自宅周辺には一部マスコミ陣が訪れていたのですが、ジュリーはマスコミ嫌いで知られるだけに、まさか取材に応じてくれるとは、誰も思っていなかったんです。しかし翌日夕方、突然本人が自宅から、水の入ったペットボトルを小脇に抱えて登場。『ここではなんですから』と、取材陣を引き連れて、近所の公園に移動したんです」(テレビ局関係者)
「マスコミ対応はしないだろう」と予想し、現地に足を運んでいなかった新聞社、テレビ局もいたことから、即席で行われた記者会見に参加できた取材陣は、ほんの10人程度だったという。
「ジュリーは以前、週刊誌の直撃取材に横柄な態度を取ったことがあるという話を聞いていたものですから、公園への移動中、マスコミ陣はかなり緊迫した面持ちでした。しかし、さすがに今回は事が事だけに、本人はひたすら平身低頭。それどころか、思ったよりおしゃべり気質で、京都弁を交えて饒舌に事の経緯やファンへのメッセージを語り倒したのです。マスコミが1つ質問すると5つ返ってくるといった調子でしたね」(同)
そして数分で終わると思われた会見は、実に30分近くに及んだという。
「途中、冗談めいたことを言って笑いが起こる場面までありましたが、それでもイベント会社に対しては怒りを隠していませんでした。ただ、ネットでも指摘されていますが、釈明と謝罪の場には不釣り合いな蝶ネクタイは、確かに気になりましたね……。ちなみに公園は、蚊が大量に飛び交っていて、取材陣だけでなくジュリーも首回りを刺されまくっていたのが印象的でした」(同)
ひとしきりしゃべり終えると、なぜか自宅とは別の方向に歩き去っていったという沢田。「その背中に、あまりに哀愁が漂っていたものですから、ずっと見ていた取材陣は、誰もが『頑張って!』と心の中で叫んでいたと思う」(同)とのこと。一説には、4000万円以上の賠償金が発生するといわれる今回のドタキャン騒動だが、それでも沢田は今後も、自身のプライドを貫き通すつもりだろうか。