「ジャニーさんは、僕の体を触るだけ」ジャニタレ2人が暴露した“昼の仕事”と“夜の行為”
デビュー直前にグループを離れることとなった、光GENJIの幻のメンバー・木山将吾氏(ジャニーズ時代は本名の山崎正人を名乗っていた)が05年に上梓した『Smapへ~そして、すべてのジャニーズタレントへ~』(鹿砦社)の中で、自身が2年間にわたって受けつづけた「ホモセクハラ(※)・性的虐待」の過去とともに、ハッキリとこう明かしていたのだ。
彼が敏腕プロデューサーだって? まさか! 作詞、作曲をしているだって? まさか!
(中略)
実はジャニーさんが芸能の仕事をしているところを見たことがない。ダンスのレッスン場に行っても、ダンスの指導に口を出すなど一切なく、ただ、レッスンを見つめているだけ。僕はいつも視線を感じていた。
さらに、ジャニーさんが音楽を聴いているのを見たことがない。合宿所にはジャニーさんのためのCDデッキもプレイヤーも何もない。一日中、テレビを見ているか、大量にあるゲームをやっているか、ゲームをしながら少年たちを見ながら、僕の体を触っているかしかなかった。
夜はもちろんコチョコチョ(※)一筋だ。
木山氏は、当時のジャニー氏の一番のお気に入りで、約2年の間、ジャニー氏が彼のそばを離れることはなかったという。この木山氏の著書は、出版当時、官能小説以上のリアルなホモセクハラ(※)描写ばかりが話題になったが、実は、この重大発言が隠されていたのだ。
本も読まず、書き物もしない。よくジャニーズのタレントが歌う曲の作詞をしたのがジャニーさんだとか、作曲者はペンネームを使ったジャニーさんだとか噂がたったが、僕の知る限りのジャニーさんにそんな才能はない。
舞台の演出まで手がけているなどとなっているが、それらはすべて事務所のスタッフがやっていることで、ジャニーさんが指示をしているのを見たことがない。あの人はたんなるスケベジジイでしかない。
滝沢のインタビューは、この木山氏の記述内容を裏付ける重要な証言であることがわかるだろう。とすると、ホモセクハラ(※)や性的虐待に関する記述内容も、信ぴょう性が改めて深まってくる。
厳格な審査で有名なはずのギネスの認定員は、一体、ジャニー氏の何を見て認定を決めたのか。今からでも遅くない。ギネスの権威を保つためにも再審査の必要があるのではないだろうか。
(渡邊孝浩)
※コチョコチョ:合宿所に寝泊まりするタレントの布団に忍び込み、マッサージをしながらその下半身を弄ぶこと。
※今日では差別意識を助長する表現ですが、「逆セクハラ」同様、「セクハラ」が男性から女性への“行為”と限定されていた当時の社会的状況を伝えるため、時事用語と捉え、1999年の「週刊文春」(文藝春秋)報道から引用しています。
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・54年前、毒牙にかけられた「初代ジャニーズ」(第1回)
・16歳の「おれ」にジャニー喜多川が繰り返した性行為(第2回)
・13歳を誘い犯した、ジャニー喜多川のパワハラと“行為”(第3回)
・16歳の“僕”が「スター抜てき」と引き換えたもの(第4回)
・「行為」をしなければJr.で終わる(第5回)
・ジャニー喜多川氏の「泡風呂の儀式」「頬にキス」(第6回)
・昼は食事を与えられ、夜は精を吸われる(第7回)
・恥辱に耐えた“僕”すら拒絶したホルモン注射(第8回)