ニコール・キッドマンの「トム・クルーズと結婚したからセクハラから守られた」発言に潜む、もっと怖い事実
主演した映画のほとんどが大ヒットしている、売れっ子俳優のトムは2000年代に入ると、米大手経済誌「フォーブス」の「世界で最も力を持つセレブ」に選出される。ニコールと結婚した90年代、トムはどんどん力をつけていき、業界から一目置かれる存在になっていった。そのためハリウッドでは「A級セレブであるトムの妻には手を出さないように」と、ピリピリしていたのかもしれない。
また、彼は新興宗教サイエントロジーの敬虔な信者としても有名。87~90年に結婚していた7歳年上の女優ミミ・ロジャースに勧誘されてサイエントロジーに入り、ニコールとの結婚後も「失読症を克服させてくれた素晴らしい教団」と熱心に信仰してきた。ニコールの父親はサイエントロジーが敵視している臨床心理士/精神科医だったため、トムとの婚姻中に彼女は教団から監視されていたと米メディアは報じている。皮肉なことだが、監視されていたことによっても、彼女がハリウッドのダークサイドから守られていたという可能性もあるだろう。
ニコールは今回のインタビューで、「32~33歳で彼との結婚が破綻した時には、『早く成長しなくちゃ』と思った」と述べており、トムの“保護”がなくなって苦労したことを示唆している。そんなニコールだが、セクハラと無縁だったわけではなく、「誰にされたのかはここで暴露しないけれど」と言いつつ「小さいころから繰り返しセクハラを受けてきた#MeTooの当事者」だと告白している。
ニコールとの破局後に再婚した女優ケイティ・ホームズに対して高圧的だった、ケイティと離婚後、彼女が産んだ唯一の実子であるスリと絶縁状態である、年々サイエントロジーに熱心になっている――など、プライベートではあまりいいウワサを聞かないトム。しかし、キャリアは相変わらず絶好調で、ハリウッドの大御所として君臨し続けており、今回のニコールの告白で男としての株を大きく上げたことだろう。一体、トムがどこまでパワフルになっていくのか? 次はどの女性を選び、守っていくのか? 今後も目が離せそうにない。