阿部寛『下町ロケット』初回13.9%は期待外れ!? 有村架純『中学聖日記』大爆死をカバーできるか?
10月期連続ドラマの放送開始前、業界内で「トップの視聴率を獲得する」と予想されていたという『下町ロケット』(TBS系)。その初回が10月14日に放送され、平均視聴率13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したことがわかった。昨今のドラマ視聴率からすれば、“好スタート”であることには間違いないが、局が期待していた“ロケットスタート”には一歩及ばずの結果となったようだ。
阿部寛主演の同作は、2015年に第1作が放送され、初回が最低値の16.1%、最終話は最高値の22.3%で、全話平均18.5%という高視聴率を獲得。
「ところが、満を持しての第2作である今作は、前作の最低値を下回るスタートに。TBSの日曜午後9時枠である『日曜劇場』は、TBSだけでなく、全てのドラマ放送枠中で、最も高水準の視聴率をキープしているだけに、この結果はやや期待外れといえるでしょう」(スポーツ紙記者)
なお、7月期には、アニメ映画が大ヒットした『この世界の片隅に』が放送されているが、全話平均は9.7%と2ケタ割れしていた。
「原作にはない現代パートを取り入れたことが批判を呼び、また、映画版スタッフがTwitter公式アカウントでドラマ版との関与を否定するなどのトラブルがありました。これらが視聴者離れにつながったといわれており、『下町ロケット』にも影響が出てしまったのかもしれません」(同)
今期のTBS連ドラは、『下町ロケット』のほか、有村架純主演『中学聖日記』、戸田恵梨香主演『大恋愛~僕を忘れる君と』がラインナップされているが、とりわけ『中学聖日記』は初回6.0%と、大爆死している。
「女性教師と生徒の“禁断の恋愛”を描く同作は、業界人の間では『攻めた内容』と前評判が高かったものの、ネット上では、『設定からして気持ち悪い』といった嫌悪感を抱く者が続出。それが視聴率に影響したようですね。TBSとしては、『下町ロケット』が安定して高視聴率を稼いでくれるはずというもくろみで、あえてほかの作品を挑戦的な内容にしたのかもしれませんが、だとしたら『下町ロケット』の初回は物足りないと言えるでしょう」(テレビ局関係者)
やや苦しい幕開けとなってしまった『下町ロケット』だが、前作の20%超えを達成することはできるのだろうか。