「アメリカに寄せすぎ!」月9『SUITS/スーツ』、海外ドラマ風の台詞に「寒い」の声も
10月15日夜9時から第2話が放送される、織田裕二主演の『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)。視聴率は初回14.2%( ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調なスタートを切った。
同作は、全米でメガヒットした『SUITS』を原作とした弁護士ドラマ。主人公の敏腕弁護士・甲斐正午は、約10年ぶりの月9主演となる織田裕二が熱演する。傲慢なエリート弁護士と天才フリーター・鈴木大貴(中島裕翔)の凸凹コンビが、 さまざまな訴訟問題に挑んでいくというストーリーだ。
第1話では、正午と大貴がタッグを組むまでの経緯が描かれた。正午は日本の四大法律事務所のひとつ「幸村・上杉法律事務所」の稼ぎ頭で、“勝利”のためなら違法行為も厭わない男。そんな正午に対し、所長の幸村チカ(鈴木保奈美)は事務所での昇格を条件に、若手弁護士のパートナー“アソシエイト”を雇うよう命じる。
そこで正午が出会ったのが、明晰な頭脳と抜群の記憶力を持つ天才フリーター・大貴。弁護士の実力としては申し分ないものの、 “受験の替え玉” がバレて司法試験を受ける権利を剥奪された、という過去が大貴にはある。大貴の能力に興味を抱いた正午は、アソシエイトとして採用する代わりに“ 鈴木大輔”という別の人物になり変わるよう指示。 こうして、敏腕弁護士×天才フリーターという異色コンビが誕生したのだった。
「海外ドラマのリメークということもあり、もともと原作ファンから風当たりの強い作品ではありました。放送後もいろいろな批判が上がっていますが、中でも多くの指摘を浴びたのが“台詞”。例えば『ますます気に入ったよ。Facebookで友達申請したいくらいだ』 『日米両国のロースクールを出た人間にしてもらいたいね。私の後輩なら、なおベターだ』などの台詞で、ネット上では『アメリカに寄せすぎて、セリフから演技までクサすぎ!』『いちいちアメリカナイズされてて、オシャレな台詞が寒く見える』など“違和感を感じる”という声が多く上がっています」(芸能ライター)
第2話で正午と大貴は、セクハラ問題に挑むことに。正午に命じられて“プロボノ=無料法律相談会の仕事”に取り組んでいた大貴のもとに、ある日、「勤め先の病院から不当解雇された」と訴える看護師・ 河瀬今日子(関めぐみ)がやってくる。今日子に同情し、法廷で闘うべきだと助言した大貴は、正午にその旨を伝えることに。
そんな中、正午は、この訴訟に日本医師協会の次期会長候補・海部政継 (中村育二)が絡んでいることを知り、「スキャンダルを嫌って示談に応じるはずだ」と海部の動きを推測。すぐさま大貴に先方へ連絡するよう命じると、狙い通り示談は承諾された。早々の解決に大喜びの大貴だったが、正午の秘書・玉井伽耶子(中村アン)は「物事がうまくいきすぎているときは、必ず不吉なことが起こる」と予測するのだった。
「次回はいよいよ異色コンビが本格的に動き出します。“原作との 違和感を感じる”との声が多いものの、原作を知らない人からは好 評の声も少なくありません。ネット上では早くも、『甲斐先生と大貴くんのバディに期待です!』『これからどう盛り上がっていくのか楽しみ』といった期待の声が上がっていました」(同)
果たして視聴者の期待に応えられるのか、今後の展開から目が離せ ない。