ジャニー喜多川氏、悲願の「2020構想」語るも「40人デビュー」に関係者も困惑
10月6日に行われたA.B.C-Z主演舞台『ジャニーズ伝説2018』の公開稽古前に、ジャニー喜多川社長が一部メディアのインタビューに応じた。そこでは2020年の東京五輪に向けて、ジャニー氏の悲願という新生グループ「2020(トゥエンティー・トゥエンティー)」について語られていたが、一部関係者は困惑を隠せずにいたという。
「ジャニーズ最多の40人グループになるという話は、ここ数年、ジャニーさんが事あるごとに話しているもので、過去にも記事化されています。取材では、すでにデビューも見据えた動きをしているように話していますが、実際にはまだ、ジャニーさんの頭の中にしか存在しない企画。とはいえジャニー総帥の“金言”だけに、特に御用達のスポーツ紙は、以前とまったく同じなのに、繰り返し報じるしかない有様ですが」(テレビ局関係者)
ジャニー氏によるスポーツ紙インタビューは、ここ最近、ジャニーズ事務所のスキャンダルが続いたため、タレントの不祥事やトラブルに言及するものが多かった。
「解散してしまったSMAPについては、何度も引き止めたことを明かしていましたが、結局ジャニーズ残留は実現しなかった。実はジャニーさんは、多くのメディアの中でも特にスポーツ紙をひいきにしていて、インタビューの直近に大きなニュースがあると、自分から『話、聞きたいんでしょ?』と振っているそうなんです。ただ、今回は特に触れなければならないニュースもなかったため、久々の『2020』構想が炸裂したのでしょう」(同)
テレビにはまず出てこないジャニー氏だが、素顔はおしゃべり好きな好々爺で、親しいマスコミ関係者は2020構想をこれまでにも繰り返し聞いているのだとか。
「この5~6年ほどは、ずっと2020の話をしているんじゃないでしょうか。それと、ジャニーさんのレパートリーと言えば、間違いなく戦争の話ですね。ジャニーさんは第二次世界大戦を経験しており、和歌山で空襲に遭い、防空壕に避難した話は、関係者やお気に入りのJr.なら絶対に一度は聞いているはず。反戦争に対する思いは誰よりも強く、そのためジャニーさんが手がける舞台の多くは、戦争をテーマにしているんです」(ジャニーズに近い関係者)
ジャニーズ本体からすれば、40人を一度にデビューさせることは、大きなリスクを伴うことから反対の声も強いという。
「ただ、ジャニーさんは戦争と同じく、1964年の東京五輪も体感していることから、20年に向けて自身の集大成的なプロジェクトを成功させることが、もはや“人生最後の夢”になっている。近頃は体調不良も報じられているし、現在のジャニーズ上層部はJr.の扱いにやや困っている部分もあるため、どう転ぶかはまったくわかりませんが」(同)
今後もジャニー氏が、公の場で2020について語る機会は増えそうだが、その夢が実現する日が訪れることを期待したい。