日テレ『バゲット』、早くも視聴率2%台――「放送事故レベル」と打ち切り囁かれるワケ
9月27日をもって最終回となった日本テレビ系の情報バラエティ番組『PON!』の後番組として、10月1日からスタートした『バゲット』が、関係者の間で「早期打ち切り必至」とささやかれているという。かねてから伝えられていた「メイン出演者は局アナのみ」「コンセプトは“経費削減”」といった内情が、ほぼそのまま放送に反映されているが、内容や視聴率からしても、今後ジリ貧になっていくことは間違いないようだ。
初回視聴率は『PON!』と変わらない水準の3.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったが、第2回で2.2%まで急落、第3回も2.5%と、『バゲット』はスタート週から2%台を連発。
「メインMCは青木源太アナと尾崎里紗アナで、日替わりの出演も藤井恒久アナ、ラルフ鈴木アナらと、いずれも局アナ。『PON!』レギュラーにはビビる大木にますだおかだ・岡田圭右をはじめとして、レギュラー出演するタレントが多くいましたが、ギャラのかからない局アナの番組にしたことで、少なくとも出演料は大幅に削減できたことでしょう」(スポーツ紙記者)
初回には『ヒルナンデス!』から南原清隆が、また第3回には出川哲朗、滝沢カレンがスタジオゲストで出演したが、いずれも番宣出演とあって、これまた出演料は、ノーギャラに近い金額と見られているという。
「『PON』との比較でいうと、芸能ニュースをほぼ扱わなくなったことが大きい。あまり視聴率には結びついていませんでしたが、『PON』のエンタメコーナーは、他番組ではあまり扱わない、コアなタレントやアイドルも積極的に取り上げており、一部熱狂的なファンには支持されていた。ただでさえ少なかった視聴者を、さらに取り逃してしまっているのではないでしょうか」(同)
さらに他局の関係者からは、スタジオ進行や中継での“段取りの悪さ”について、「見るに堪えない」との苦言も出ている。
「スタートしたばかりの番組だけに、こなれていないのは仕方ありませんが、それにしてもキー局の朝番組とは思えないほどのやっつけぶりです。地方の深夜番組ばりに手際が悪いのは、出演陣がアナウンサーばかりのせいでは。4日放送の上重聡アナの中継は、レポートからスタジオとのやり取りまで、ド新人レベルのグダグダ進行で、放送事故かと思いました」(民放所属アナウンサー)
今後、しばらくは『バゲット』の迷走が続きそうだが、低予算のなかでどんなテコ入れを図るのか注目したい。