何度読んでもまったくわからない発言!

かぶりものや親トランプ帽で生放送に登場したカニエ、「この惑星でのオレは”こういう外観”」とキテレツ発言

2018/10/03 20:18
ちなみに番組直前に「ye」に改名しました……

 今年4月に長らく放っておいたTwitterを復活させ、名言と支離滅裂な言葉が混在するツイートで話題を集めている、ラッパー/音楽プロデューサーのカニエ・ウェスト。そんな彼が9月29日に生放送された米NBC局の人気深夜コント・バラエティ『サタデー・ナイト・ライブ』(以下、SNL)シーズン44の初回放送に、音楽ゲストとして出演。期待を裏切ることなく、最初から最後までカニエ・ワールドを炸裂させた。

 1曲目は、18歳の若手ラッパー、リル・ポンプとの初コラボ曲「I Love It」をパフォーマンスした。この曲は、とてつもなく卑猥な内容で、冒頭に“アラ還”女優アデル・ギブンズの「一昔前、女はイク演技をしなくちゃならなかった」「でも、今は堂々と言える。“このド下手野郎! あたしのことをイカせなさいよ!”って」とい発言、続けてポンプが「あんた、超フ●ッキングなアバズレだな。最高だぜ!」などとセックスについてラップする。

 中盤に登場するカニエは、“アバズレ”が「(高級レストランで聞かれる)ミネラルウォーターは炭酸入りになさいますが、それとも炭酸抜きになさいますか」を聞かれた時に「カッコつけやがった」と見下した後、「俺様セックス依存症」「フェラ大好き」「豊胸手術の費用も出すぜ」「アバズレ、大好き」とラップを繰り広げる、品のかけらもない曲なのだ。公式ミュージックビデオ(以下、MV)では、アデルは白い衣装を着こなし、カニエとポンプはかぶり物を着用。歌詞は下品だが「トラックも、キャッチーなフレーズも最高!」「MVが斬新!」だと騒がれたものだった。

 『SNL』は地上波の生放送番組のため、歌詞は“控えめ”に変更。かぶり物も歌詞の内容にそくしたものに変更し、カニエは“炭酸入りのミネラルウォーター”の「ペリエ」の瓶、ポンプは“炭酸抜きのミネラルウォーター”の「フィジーウォーター」のボトル姿で登場。ポンプは若干混乱しているような表情でテンションは低めだが、カニエはご機嫌で楽しそうに踊りながらラップしており、「鬼才なのか、アホなのか」と視聴者を戸惑わせた。

 2曲目は、ナイスバディを誇る歌手テヤーナ・テイラーをフィーチャーさせた新曲「We Got Love」。「(これからは)愛が金に代わる!」と繰り返すカニエのラブ&ピース志向をちりばめた作品なのだが、視聴者はそんな夢物語的な歌詞そっちのけでテヤーナのはじけそうな巨乳に釘付け。肌に密着しているスケスケのトップ越しに乳輪や乳首らしきものがばっちり見えており、男性は大喜びだった。


 番組終了直前にカニエが披露した3曲目は、ラッパーのキッド・カディ、歌手070シェイクとコラボした「Ghost Town」。生演奏する『SNL』のバンドをバックに、カニエはトランプ大統領を支持する「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」の赤いキャップ(MAGAキャップ)をかぶり、ニコニコ顔でパフォーマンス。このまま円満に終わるだろうという穏やかな空気が流れていたが、そうは問屋が卸さなかった。

イェー