King & Prince、新幹線遅延で莫大な賠償金はホント? 「ジャニーズに払う義理なし」と弁護士解説
9月22日、『King & Prince First Concert Tour 2018』が、「セキスイハイムスーパーアリーナ グランディ・21」での宮城公演をもってファイナルを迎えた。同日、メンバーは新幹線で帰京したというが、仙台駅のホームにはファンが大集結。メンバーが乗車したとされる新幹線の車窓から中を覗き込む、写真撮影をするといった迷惑行為を働き、「出発を7分近く遅らせた」などと、ネット上で問題視されているのだ。
この一部キンプリファンによる迷惑行為は、現場の様子が収められた動画によってネット上に拡散された。動画を見てみると、小学生とおぼしき子どもから40~50代とみられる大人まで、多数の人間が車窓に代わる代わる貼りつき、車内の様子を覗き込んでいることがわかる。中にはスマホで写真撮影を行い、写り具合をチェックする者も。ホームには警笛が鳴り響き、「列車が出せませんので、離れてください」といったアナウンスも聞こえ、さらには、厳しい口調で「黄色い線まで下がれ、ほら!」と、群がるファンに指示する駅員の姿も確認できる。
これら迷惑行為には、同じジャニーズファンから「応援しているアイドルに迷惑をかけて、一体何のつもり?」「一般の利用客のことを考えて」「ジャニオタのイメージが悪くなる」「金輪際、キンプリファンを名乗らないでほしい」など、怒りの声が噴出することに。確かに、これまでジャニーズファンの追っかけ行為が、新幹線のホームにまで及んだといった話はよく聞かれるものの、「新幹線を遅延させた」のは異例の事態。
ちまたでは昔から、「電車を遅延させた場合、莫大な損害賠償を請求される」といった都市伝説が流布しているだけに、「ジャニーズ事務所が鉄道会社に賠償金を払ったらしい」「新幹線を10分止めたら800万円かかるそう」などと指摘するジャニーズファンが、ネット上で散見される。もしこれが本当なら、一部の暴走ファンのせいで、キンプリ並びにジャニーズ事務所が大損害を被ったことになるが、果たしてこのウワサの真偽とは? 弁護士法人ALG&Associatesの山岸純弁護士に話を聞いた。