占い業界のタブーとは!? NEWS・加藤シゲアキ&小山慶一郎が「インチキ占い師」に迫る
NEWS・加藤シゲアキと小山慶一郎がMCを務める『NEWSな2人』(TBS系)。9月21日深夜の回では、現役の占い師たちがスタジオに集結。加藤と小山が「占い業界のタブー」に切り込んだ。
そもそも「占い」とは、生年月日占いや手相、占星術、タロットなど長年の統計に基づいた学術的なもの。占いのインターネットサイトやアプリは、利用者数1,000万人以上と年々増え続け、「占い業界」の市場規模は1兆円以上といわれている。そこで加藤と小山が現役占い師を招き、インチキ占い師を見抜く方法など“占いの問題点”を明らかにした。
まずは、ファッション誌で占いの監修もしている占い師・天海(あみ)氏が、「占い師には公的な資格がないので、やろうと思えば明日から占い師っていうこともあります」と、東京だけで5万人の占い師が存在し、誰でも簡単になれるという占い師の現状を告白。例えば、イギリスでは公的に「英国占星術協会」というものがあり、協会に所属しないと占い師と認められない一方、日本には必ず所属しなければならない公的機関がないことを伝えた。そのため、金銭トラブルが発生することも少なくないという。
小山は「占いのお金にまつわるトラブルが問題になっている」とし、「2016年に国民生活センターに寄せられた占いサイトに関する相談は1,500件、サイトに注ぎ込んだ金額が100万円以上が640人、500万円以上が138人いる」と紹介。これに対して、加藤が「それだけ不安なんだね、みんな」と考察し、なにかしらの不安感から占いに頼ってしまうのではないかと推測。ゲストのバイきんぐ・小峠英二は「500万使ったら、間違いなく今よりは良い方向に持っていける」と言い、スタジオを笑わせた。
鑑定料については、手相アカデミーの校長を務める松岡百歩氏が「占いの値段には、相場がちゃんとあります」と話し、「鑑定料を決めるのは、占いの経験、鑑定歴、実力、人気によって上下があるんですけど、すごい占い師だと1時間12万円……」と驚きの金額を告白。しかし、それは法外で「相場は対面が30分で3,000〜5,000円。電話は1分で200〜350円」と明らかにした。
また、インチキ占い師を見抜く方法として、天海氏は「物販がくっついてきたらちょっとマズいなと」と、印鑑や壺などを買わせる開運物販はインチキの可能性が高いと主張。松岡氏は「100%当たるって言いきる占い師」「精神疾患など病気も治せるという占い師」「霊が見えるという占い師は明らかに詐欺」などと持論を明かし、占いは霊感ではなく“技術”だとコメントした。
霊感タロットを得意としている占い師・天河りんご氏も、「占いは超能力ではありません」と主張。事前に占う相手を調べた後、さも占いで当てたかのように見せる技術「ホットリーディング」や、自分の情報を漏らすよう誘導するテクニック「コールドリーディング」を使う占い師も存在するといい、それらはインチキかもしれないと警鐘を鳴らした。
SNS上では、「霊鑑定はインチキみたいな言い方、本当に見える人に失礼。誰を信じるか自分次第」「コールドリーディングしてない占い師なんている? インチキ占い師の手口がコールドリーディングならほぼ皆」「占い師本人が本気か、騙そうとしてるかだけの違いでは?」などさまざまな意見が寄せられていた。