King&Prince、仙台駅にファン殺到で新幹線遅延!? 「窓を叩く」「駅員に反抗」の危ない暴走
8月10日にスタートした『King & Prince First Concert Tour 2018』が、9月21日・22日の宮城公演(セキスイハイムスーパーアリーナ グランディ・21)をもってファイナルを迎えた。コンサートは通常通り行われたというが、帰りの新幹線に乗るメンバーの姿を一目見ようと、仙台駅に多くのファンが集結。ホームに人があふれかえって周囲は騒然となり、新幹線は数分遅れで出発するなど、一般の利用客にも被害を与えてたようだ。
ジャニーズJr.時代から個々に人気を獲得していた平野紫耀、永瀬廉、高橋海人、岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹の6人はKing&Princeとして5月にCDデビュー。1stシングル「シンデレラガール」はオリコン週間シングルランキングで初週57.7万枚と大ヒットを記録したばかりか、8月時点で売り上げは70万枚を突破しており、新たなファンも徐々に増えてきている。
そんな順風満帆なKing&Princeの記念すべきファーストコンサートにおいて、最終公演の地、仙台を離れる際に、思わぬトラブルが発生。メンバーが乗車したとされる新幹線のホームにファンが群がり、発車間際の現場の状況を捉えたネット上の動画が注目を集めている。2分20秒にわたる映像は、仙台駅のホームで警笛が何度も鳴り、「電車が発車できません」「電車に近づかないでください」などのアナウンスが確認できる内容で、物騒な雰囲気が伝わる。
「ホームに人がごった返していただけでなく、King&Princeメンバーが座った場所と思われる一部の窓を女性たちが覗き込む姿が衝撃的でしたね。年齢層は若い子に限らず、30~40代の女性、子ども連れの母親までさまざま。また、途中で係員が来て『黄色い線まで下がってください!』『黄色い線踏まない! 黄色い線下がれ、ほら!』と強い口調で注意する一幕も。車内を撮影したのか、スマートフォンを見ながら『これ廉くん? 紫耀くんがこれ?』とチェックする若い女の子も映っており、この数分でも一般の利用客にとっては迷惑だったのではないかと、想像できる場面でした」(ジャニーズに詳しい記者)
そのほか、Twitterにアップされている別の動画でも、駅の係員が制止する中で、スマホを上にあげてどうにか車内を撮影しようと試みる複数のファンの姿が映っている。動画には、通行人やKing&Princeファンの顔がはっきり映っていたためか、24日までに削除されたものの、ファンの書き込みによれば、こうした現場の混乱・混雑により、メンバーが乗った新幹線は「7分遅れ」での出発になってたという。
当日、新幹線を利用した一般客はこの騒ぎに驚きを隠せず、「改札前でもエスカレーター前にたまられて完全に道が塞がれてしまい、一般の新幹線ユーザーが使えなくて非常に困った。もう少し周りへの配慮が必要だと思う」「新幹線のグリーン車でキンプリとたまたま一緒で、ファンが窓から覗いたり、叩いたりひどかった。発車が少し遅れて、駅員さんがまわった時に本人たちが謝ってましたよ。なにも悪くないのにかわいそう」と、一部マナー違反者へ不快感を露わにしている。
さらに、同じKing&Princeのファンからも「仙台駅は地獄だった! 新幹線に近づくのもやっとだし、ようやく乗れると思ったら『これに乗りたいから譲ってくれ』とか。カバン掴まれて危うく乗れないところだった」「駅員さんに怒鳴られても『うるせぇー!』と反抗したりとか発車時間遅らせるほど邪魔するとか、本人たちが喜ぶと思ってる? ライブで楽しい思いをしたのに不愉快だった! 駅員さんも『ジャニーズの中でも久々にひどいな』って口にしてた」などと、嘆きの声が。
「仙台駅での騒動で、事務所側もこれ以上のパニックを避けるためか、メンバーは本来降りる予定だったとみられる東京駅より手前の上野駅で下車したようです。昨年9月、ジャニーズ事務所の公式サイトでは『大切なお願い』として、以前から公共交通機関で大きな混乱が生じた時に『関係各機関より事務所に対して事態を改善するよう再三に渡り、注意・警告を受けております』といったコメントを掲載。『タレントが移動する際の駅や空港などでの過激な追跡行為は今後、絶対におやめください』と、いくつか具体的な事例を挙げて呼びかけていたものの、いまだ同様のケースが散見されます」(同)
昨年8月、Hey!Say!JUMP・八乙女光は公式携帯サイト・Johnny’s webのグループ連載「JUMPaper」内で、駅や空港でメンバーを待つファンに注意を促し、「そのうちに、ジャンプのライブの移動は危ないからって警告を受けて、まだまだ行きたい場所も行けなくなると思う」と警告。同年11月にはKis-My-Ft2の玉森裕太もJohnny’s webの連載「まいにちたまもりゆうた」にて、大阪と東京を往復した日は、多くの人々に靴を踏まれながら歩いたとこぼしつつ、「正直いろいろと辛かったですわ」「気をつけて じゃなくて やめて欲しいかな。 そして危ないからね」と、靴を踏む距離まで近づくファンに苦言を呈した一件も。
また、今年2月に派生ユニット・舞祭組のコンサートツアーで地方を巡っていたKis-My-Ft2・二階堂高嗣はJohnny’s webの連載「にかちゃんの海ときどき◯◯」で、仙台公演を振り返りながら、「ただ、地方のLIVE帰り程ス○○スが溜まることは無いんじゃないかなーと思います」と、暗に“ストレス”を示す4文字を伏せ字で綴り、ファンの間で物議を醸した。
今後の移動にあたって、事務所も何らかの対策を考えていくのだろうか? そもそも、駅や空港などでタレントを待ち構え、執拗に追いかけるファンに問題があるだけに、少しでも迷惑行為が減ることを願いたい。