NHK「歌のお兄さん」、「仮面ライダー」にアイドル……意外な「シャブ逮捕」有名人
『にこにこぷんとあそぼう~うたってワクワク~』(NHK教育、現Eテレ)に出演していた元「歌のお兄さん」の沢田憲一が、覚せい剤取締法の疑いで逮捕された。1996年から5年間「うたのお兄さん」を務め、教育番組の顔ともいえるべき存在の沢田が逮捕されたことに、ネットからは驚きとショックの声が上がっているが、同罪で逮捕された「歌のお兄さん」は過去にも存在する。
「今回の報道で、『杉田あきひろを思い出した』『前にも、うたのお兄さんが逮捕されてたよね』といった声が多数聞かれました。杉田は、『おかあさんといっしょ』(同)で9代目歌のお兄さんを務めましたが、2016年に、覚せい剤取締法違反(所持、使用)容疑で逮捕。“爽やか”というイメージの強い『うたのお兄さん』とあって、『当時に見てたからショック』『裏切られた気分』といった厳しい批判の声が寄せられました」(芸能ライター)
子どもにとっての“ヒーロー”といえば、『仮面ライダー555』(テレビ朝日系、03~04年)に出演していた松尾敏伸も、今年5月に覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕されている。
「松尾はジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリ受賞で芸能界デビュー。05年には『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』で仮面ライダー歌舞鬼を演じた“仮面ライダー俳優”。仮面ライダーといえばイケメン俳優の登竜門と言われ、そこからブレークしていく俳優は多いものの、一方で仕事に恵まれず、犯罪を犯して転落する俳優も少なくありません。しかし、松尾はライダー以降もドラマや映画などにも出演し、知名度も高かっただけに、ネットからは『子どもの夢を台無しにするようなことはしないでほしい』『ヒーローだった自覚はないのか?』といった厳しい声が集まる事態になりました」(同)
また、かつてはアイドルとしてお茶の間の人気者だった酒井法子も09年に覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されている。当時は、連日報道されるなど激震が走った。
「発端となったのは、同年8月3日、酒井の当時の夫・高相祐一の逮捕です。酒井は警察に同行を求められたものの、出頭せずそのまま逃走。6日間にわたる逃亡劇はテレビでも連日放送され、かつてのファンを呆れさせました。現在は、罪を償い芸能活動に復帰していますが、活動はコンサートやイベント出演が中心で、テレビで姿を見ることはありません。7月には「子ども健全育成大使」の初代大使(B&G財団)に任命されました」(同)
人気者の周辺には、悪巧みを働く者や甘い言葉をささやく者もいるというが、覚せい剤に手を出したら最後。今後、芸能界から覚せい剤絡みの逮捕者が出ないことを祈りたいものだが――。
(立花はるか)