男性アイドル
いま振り返るジャニーズの“少年愛”報道【第7回】
昼は食事を与えられ、夜は精を吸われる――ジャニーさんとの“蜜月”と“恥辱”の日々
2018/09/12 21:00
他の被害者たちは漠然としか告白しないし、また、偽っている。僕もそうだった。みんなそうだ。彼らが真実を口にできないのは、ジャニー喜多川の行為が人間の尊厳を破壊するものだからだ。忘れられるはずがないだろう……。なぁ、ジャニーさんよ。
かつてジャニーズ事務所のタレントとして活躍した、元タレントたちの告白本から、ジャニー喜多川氏が行ってきたホモセクハラ・性的虐待のリアルに迫る本連載。
前回は、元・光GENJIの木山将吾氏が2005年に出版した『Smapへ~そして、すべてのジャニーズタレントへ~』(鹿砦社)から、少年をいきなりスター軍団の中に放り込んで夢心地にし、デビューをほのめかして心を溶かし、若い肉体にしのびよるジャニー氏のおなじみにして決定力バツグンの手口を、著書の中から紹介した。
合宿所で、生まれて始めての……
木山氏の背後から抱きつき、硬くなった下半身を木山氏にこすりつけながらズボンの中にイキ果てるという、盛りのついた犬のような行為に木山氏はショックを受けたものの、その直後に、木山氏は雑誌の取材を受けることとなり、いきなりの雑誌デビューを果たす。自分がシンデレラ・ボーイとなった実感が、ジャニー氏への疑問を薄めていくのだった。
だが、そんな木山氏の様子をいいことに、ジャニー氏はさらに大胆な行為に出てきたという。
合宿所で過ごす3回目の夜となった日、大部屋で1人で寝ていた木山氏のもとに、全身から香水のニオイをぷんぷんさせたジャニー氏がやってきて、足のマッサージをはじめたのだという。
もうこのことにはマッサージに慣らされてしまい、ジャニーさんに触られることに対する抵抗がなくなっていた。
だが、当然、それだけで済むはずはなかった。