「レギュラー2本終了」「残るはテレ東」!? 今秋、テレビから“消える”タレント4人
9月~10月のテレビ界は、4月と同じく「番組改編期」を迎える。視聴率が悪い番組スタッフは戦々恐々とする時期であろう。番組が終了となった暁には、出演者たちも仕事を失うわけだが、この秋、テレビが「退場させられる」タレントを挙げてみた。
まずは、10月から有働由美子アナがメインキャスターの座に就くことが決まっている日本テレビ系のニュース番組『NEWS ZERO』。退場の肩を叩かれたのは村尾信尚だ。
「『NNN Newsリアルタイム』や『ウェークアップ!』など、日テレニュース番組でコメンテーターとして実績を積み、2006年に『ZERO』のメインキャスターに就任。月曜キャスターの嵐・櫻井翔との掛け合いも好評で、嵐ファンからは『村尾パパ』と呼ばれ、親しまれていました。経済学者であり、関西学院大学の教授でもあるためか、現在のテレビ出演は『ZERO』のみ。9月いっぱいで姿を見ることはなくなりそうです」(芸能ライター)
出演者の入れ替えではなく、番組自体が打ち切りとなったのが『得する人損する人』(同)。かつては「家事えもん」などのスターを生み出した人気番組だったが、息切れしてしまったようだ。
「実は、5月から同番組にレギュラーとして出ていたのが女優の水野美紀でした。ロケも積極的に出ていたのですが、5カ月ともたずに番組が終わってしまい、さぞかし肩透かしを食らっているでしょう」(同)
水野は最近、“ぶっちゃけキャラ”でプチブレーク。『今夜くらべてみました』(同)に出演したり、その勢いを受けて、夫で俳優・イラストレーターの唐橋充までも『踊る!さんま御殿!!』(同)に出演を果たしたが、レギュラー番組の喪失はどう影響するのだろうか。
また、月~金の帯番組『PON!』(同)も9月で終了となる。月・火・木曜のMCはビビる大木だ。
「大木は所属事務所のワタナベ・エンターテインメントの先輩、中山秀征の恩恵を受けていただけですね。MCのスキルは中山の足元にも及びませんが……。大木はテレビ東京や中京テレビでレギュラーを持っているものの、番組を見られない地域からしたら“消えた”も同然になってしまいます」(放送作家)
この秋で、レギュラー番組を2つ失うタレントもいる。
「古舘伊知郎です。それまで担当していた『おしゃべりオジサンとヤバイ女』(テレビ東京系)『モノシリーのとっておき~すんごい人がやってくる!』(フジテレビ系)の2本が、相次いで終了。『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』(NHK)のみとなってしまい、民放から完全に消えます」(同)
結局タレントも、テレビ局に使われる“駒”の1つでしかないのかもしれない。
(村上春虎)