関ジャニ∞、新曲が初日12.4万枚で前作比ダウン……渋谷すばる脱退後初シングルの評判
メインボーカルだった渋谷すばるが脱退し、6人体制となった関ジャニ∞のニューシングル「ここに」が、9月4日付のオリコンデイリーシングルランキングで1位に初登場。2位とは圧倒的な差をつけて堂々の首位を獲得したものの、売り上げは昨年11月発売の前作「応答セヨ」を下回るスタートとなった。
7月15日に初日を迎えた『KANJANI’S EIGHTERTAINMENT GR8EST』をもって、6人での活動が始まった関ジャニ∞。渋谷脱退後、初のシングル「ここに」はロックバンド・WANIMAのボーカルを務めるKENTAが楽曲を提供し、関ジャニ∞が出演する『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)のエンディングテーマになっている。
初回限定盤、通常盤に加え、201∞盤(今年12月末までの限定商品)の3種展開で、特に201∞盤のDVDに収録されている「関ジャニ∞の曲作りすべてみせます♪ プロジェクトA to Z こんな時だからこそめっちゃ笑顔 地元大阪のために最高の歌を作ろうの巻」に関して、ネット上では「めっちゃよかった。笑えるし、曲作りしてるとこ見れるし、泣けた」「ありのままの彼らが見られて最高」と、絶賛の声が続出。中にはライブ『GR8EST』の“ネタバレ”的要素も含まれているようだが、評判は上々だ。
「ミュージックビデオで、ドラム担当の大倉忠義は赤色が目立つドラムを使用して演奏しているとか。渋谷のメンバーカラーは赤だっただけに、一部ファンは『偶然かも知れないけど、大倉くんのドラムが赤ってのにグッときた』『MVはたっちょんのドラムが赤っていうところが好き』と、感激しています。1つ前のシングル『応答セヨ』の時点で同様の赤が入ったドラムだったという指摘も出ていますが、“メンバーが渋谷の存在を残したかったのでは”とファンは期待しているのでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
人気アーティストが手がけ、楽曲やDVDの内容も高評価を受けている「ここに」。しかし、初日売り上げは12万4,593枚と、前作の「応答セヨ」の初日記録である13万8,221枚からダウンしており、再スタートを切ったばかりの関ジャニ∞にとっては少々寂しい結果だ。さらに、2017年のシングルの初日データと比較すると、1月リリースの「なぐりガキBEAT」(15万4,231枚)や、9月発売「奇跡の人」(13万3,759枚)よりもわずかに下がっている。
「関西地方を直撃した台風21号の影響で、発売初日に入手できなかったファンも多いのかもしれませんね。また、メンバー内で根強い人気を誇っていた渋谷が抜けた直後にしては、大幅な売り上げ低下には至っていない印象です。201∞盤は期間限定の商品ですから、全種類購入した人も多いとみられますし、6人を応援する意味も含めて、ファンが頑張ったのかもしれませんね」(同)
一方、そんな渋谷は4月の会見で「海外で音楽を学び、自分の音楽を追求していきたい」と脱退の理由を語り、具体的な留学先については明確に明かさなかったものの、「とりあえず英語圏の方がいいかなというのは漠然と思っている」と答えていた。気になる留学先について、ニュースサイト「デイリー新潮」は、渋谷が「ロサンゼルスかな」と話していたというテレビ局幹部のコメントを掲載している。
「『デイリー新潮』は6月配信の記事でしたが、8月中旬にはあるTwitterユーザーが友人の目撃談として、渋谷がロサンゼルスの銀行『Wells Fargo Bank』で口座を開設していた、との情報をツイート。声をかけて写真も撮ってもらったそうですが、肝心の渋谷の近影は公開していませんでした。目撃情報が1件のみとあって、ファンの間でも『ガセな気がする』と疑う人や、『真意はわからないけど、ホントだったら応援したい』と、受け入れる声など、さまざまな反応が出ていました」(同)
ここ1年の作品に比べて初日の売り上げは芳しくなかったが、デイリーシングルランキングでは2位の「満月に遠吠え/理由」(ナナランド)が1万4,898枚だったため、関ジャニ∞は週間ランキングでの首位が確実視されている。前作「応答セヨ」の初週記録21.9万枚を超えられるのだろうか。