映画配給会社をリストラされた! 50歳の転職活動は、給料40万円でゼロ・30万円でゼロ・20万円にしてもゼロ!!
そして職員さんから「転職活動を最低2社して、その社名をハローワークに申請しなければ、翌月の失業保険金が支払われない」と説明され、早速その場で求人情報を探すように促されました。パソコンで求人情報を探してみても、そもそも映画業界の求人はゼロ。なので「50歳」「23区内」「職種選ばず」「給料40万円以上」を選択してみると、なんと該当ゼロ! マジか……。「給料30万円」もゼロ! 「20万円」にしてもゼロ……。ようやく給料17万円で該当2件。1件は警備員、もう1件は倉庫会社の梱包作業。50歳で職種選ばなくても、この2件しか仕事ないのか! しかも、給料17万円って……。
職員さんに検索結果を伝えると、「中小企業は定年がまだ60歳のところが多いんです。そうなると、50歳で採用しても10年で定年。企業としても50代の人を採用するより、30~40代を優先的に採用してますね。あ、介護職は50代以上でも採用してますよ? ちょっと条件を見てみます?」と介護職を勧められたが、経験のない分野だし断った。それも給料16万円だったし……。
50歳での転職は、職業の選択肢はないし給料も低く、無理! いやー、世の中の厳しさを50歳になって初めて知りましたよ。今のところ映画界での転職をあきらめていません。とはいえ、すぐには転職できないと思うので、作品ごとの契約で仕事ができないか、配給会社・宣伝会社の知り合いに電話とメールでお願いしてる毎日ですよ。
妻くらたまは、「仕事がなくても、毎月の家賃と生活費はちゃんと払って! こっちは息子まーが来年から大学に入ってお金がかかるから、あんたの生活費を払うのは無理」と言われてしまった……。なので、家に入れる毎月のお金は変わらず支うことに。
さらに衝撃的なことが! 解雇されてすぐに住民税の支払いが届いたのですが、去年の年収を元に計算されているので金額がハンパない! 加えて国民保険・国民年金の支払いも。これ全部足すと、失業手当の22万円を軽くオーバーします。ヤバいねマジで。これまでのように10万円のジーパンなんて買えない……。ま、深く考えてもどうしようもない。失業手当の給付終了まであと8カ月あるから、それまでにはどうにかなるでしょ!