コラム
[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記
映画配給会社をリストラされた! 50歳の転職活動は、給料40万円でゼロ・30万円でゼロ・20万円にしてもゼロ!!
2018/09/03 19:00
以前にもこのコラムで書きましたが、6月末で勤めていた映画配給会社「レスペ」をリストラされました! そもそも、入社した時点で会社はすでに数億円の赤字があり、これを建て直す名目で転職したのですが、その後も買い付けた洋画、製作した邦画がすべてコケ続けて、入社2年で赤字額の1/3ぐらいの負債がさらに上積みされた。それでも毎月、会社の賃料や人件費で数百万円は無条件で出て行き、毎月の入金はその1/5が入ってくればいいほう……。毎月親会社のパチンコ屋に借りてやりくりしてたらしいのですが、ぶっちゃけやりくりになってないよな。
それでも親会社の社長が映画好きらしく、このまま続けて行くんだろうと思っていたんですよね。ところが、その社長が今年4月に劇場公開した『ベルリン・シンドローム』というサスペンス映画次第で会社を畳むか続けるか判断したいと言い出した。オレらスタッフとしては『ベルリン・シンドローム』に人生を賭けられるわけない! そして、この映画はコケた……。すると社長は本当にレスペを畳むと言い出して、オレはクビになってしまったというわけです。
退職金は出ないのですが、会社都合のリストラだから失業手当はすぐに支払われると聞き、会社から書類をもらってすぐにハローワークへ。窓口の職員さんに「毎月おいくらもらえるんですかね?」と聞くと、「いままでの給料が額面40万円以上の人は1日の日当が8,000円強×28日間=約22万円ですね」とのこと。え、マジで? 22万円はオレの20代の給料くらいじゃん。「22万円ですか……。これがどのくらいの期間もらえるんでしょうか?」「8カ月間です」とのこと。22万円とはいえ収入がないよりは助かります。