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あのキュートな看護師が……
精神障害が根本的な原因か……『ER』出演女優が警官に射殺される
2018/09/03 17:38
ヴァネッサは、昨年「#MeToo」ムーブメントに乗る形で、「『ER』のスタッフやキャストたちからセクハラや人種差別を受けていた」「みんながいる前で(ピーター・ベントン役の)エリク・ラ・サルに股間をつかまれ、泣いたこともある。謝罪を求めたら、“喜んでたじゃないか”と侮辱された」こと、「これらのことに関して意見したところ番組をクビになり、(ダグ・ロス役の)ジョージ・クルーニーが裏で手を回して、自分をハリウッドのブラックリストに入れた」ことを告発し、世間にショックを与えた。ジョージは「役者の自分にそんな力はないし、そんなことをする人間でもない」と否定したが、彼女は自分が自己免疫疾患の闘病中で「余命わずかな末期症状」であることも明かしたため、世間の同情を集めたものだった。
彼女の死を受けて、「セクハラ野郎」と彼女に名指しされたエリクは、「ERファミリーの一員を悲劇的な形で亡くしてしまった」と哀悼ツイートを投稿。ネット上では、「もしかしたら『ER』時代からなんらかの精神障害を患っていたのでは」という声が上がっている。
ずっと心の病を抱え、苦しんできたヴァネッサ。『ER』関係者は彼女の告発内容を否定しているものの、もし彼女が人種差別やセクハラを受けたと感じ、悩み、精神状態が悪化したのならば、この結末は悲し過ぎるだろう。ヴァネッサが今、安らかな眠りに就いていていることを祈るのみである。
最終更新:2018/09/03 17:38