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【ジャニーズJr.チャンネル便り】

Travis Japan、「サイコパス集団」SixTONESに戦々恐々!【Jr.チャンネル週報】

2018/09/02 21:00

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、8月23日~29日公開の動画をチェックします!

 「サイコパス」集団SixTONESに戦々恐々のTravis Japan

 23日にアップされたのは「Travis Japan【SP企画】vs SixTONES 打ち上げ花火なるべく遠くから見る対決」(再生回数は31日時点で15万台)。「夏休みSP」と銘打ったもので、24日配信のSixTONESの動画と連動した企画になっている(ちなみに全員が浴衣姿)。冒頭、大声で元気よく挨拶するTravis Japanとは対照的に、SixTONESの6人はローテンションでスタート。そんな2組が行うのは「ジャニーズJr.チャンネル」初の合同企画だ。ロケは『2018 神宮外苑花火大会』(8月11日)の当日に実施され、打ち上げ花火を「どれだけ遠くから撮影できるか?」を競う。オープニング撮影時は午後5時前頃だそうで、これから作戦会議と移動を経て、同7時30分~8時30分の間にスマートフォンを使って打ち上げ花火を撮影するとのこと。

 ルール説明の後はTravis Japan編に入り、作戦会議の模様を公開。川島如恵留が「高いところ」と提案し、話し合いで第一候補は「葛西臨海公園の観覧車」に決定した。しかし、宮近海斗が電話で同所に撮影交渉をするも、失敗。気を取り直して、宮近が丁寧な口調で東京スカイツリーに電話をかけ、折り返しの電話待ちとなった。そこへ突如、SixTONESの京本大我と高地優吾が乱入。敵陣に乗り込むメンバーが“ガヤガヤ系”の田中樹やジェシー、森本慎太郎ではなく、意外な組み合わせだった点に驚いたが、実は彼らなりの作戦があったことが、翌日の動画で判明する。

 2人が室内に入るなり、危険を察知した松田元太は候補をメモしていたホワイトボードを体全体で必死にガード。七五三掛龍也が「これは100%スパイだ!」と言い切る間、高地は中村海人の椅子に腰掛けてリラックスするほどの余裕を見せた。松倉海斗が「出る時間は決めてるんですか?」と聞くと、京本は「俺らが行きたいところ想定すると、もうホント出ないとヤバイから。ごめん!」と、わざとらしく焦り、本当に出発した模様。その頃、東京スカイツリー側に「土日はご取材をお受けしていないんですけれども、今日でしたら対応ができるかと……」とうれしい返事をもらい、Travis Japanは6時に出発した。

 移動の車内では先に出たSixTONESに電話。「着きました? そちらの、その撮る場所には?」(宮近)との質問に、まだ花火が始まってもいない時間にもかかわらず、田中は「ほぼほぼ撮り終わったみたいなもんね」と、いい加減に発言。田中が「あんまり画、かぶりたくないじゃん。どこで撮るの?」と切り出すと、素直な宮近は「スカイツリーです」と即答。高地は「もうね、おなかいっぱいで寝るんだよ」と言い放ち、目的地の情報だけゲットして勝手に電話を切ってしまった。あまりの対応に、「これがSixTONES」と意見が一致したほか、「SixTONES恐いな。ちょっと待って、サイコパス、サイコパス!」(松倉)「何が起きるかわからないよ」(吉澤閑也)と戦々恐々とするTravis Japanの7人。

 スカイツリーに着き、きちんとドライバーさんに「ありがとうございました!」とお礼の言葉を述べて下車。スカイツリーの担当者と対面した際も、「お世話になります!」「よろしくお願いします!」と律儀に挨拶する様子が好印象だ。SixTONESが同所に来ていないと確認したところで、エレベーターで上へ。打ち上げまで1分に迫った時、川島は「1発目上がった瞬間、みんなで見たいね」と、ロマンチックな一言をサラリ。無事にこちらでの撮影を済ませ、再びSixTONESに電話をかけると、開口一番に「めっちゃキレイだね。どう? いい感じに撮れてる?」と探りを入れる田中。宮近は「いい感じに撮れたんで、またもう1スポット行って、撮ろうかなと思ってます」と返し、「メッセージで画像送れないの?」(田中)と要望を受けると、「あとで見ましょう」と交わした。

 しかし、再度田中から「かぶりたくないから、画的に。どんな感じの雰囲気か、花火の写真送れる?」と、もはや“脅し”に近い連絡を受けた宮近は、メンバーに許可を得ずに送付。松田は「花火(の写真を)送ったの?」と驚き、ついついしっかり者の川島と目を合わせて「マジか!」といった表情に。いくら先輩とはいえ、アッサリと送信するなんて……。宮近、話のうまい人に騙されて怪しい開運ブレスレットでも買わされてしまわないかと、プライベートが心配になってしまった。次の撮影地・荒川に到着した頃、また田中から連絡が入り、「結構、上からとかも下からとかも撮れたんで」「遠くから撮ったから、結構花火のサイズはちっちゃいけども……」とSixTONES側の報告を受ける。その口調は、なんだか怪しさ満点だ。かたや、策を練って行動したTravis Japanは、スカイツリーよりはるかに遠い距離で新たな写真の撮影に成功したのだった。

 どこまでもズル賢いSixTONES、写真ねつ造疑惑!?

 続いて、24日の動画は「SixTONES【SP企画】vs Travis Japan 打ち上げ花火なるべく遠くから見る対決!」(再生回数は31日までに22万台)。前述の通り、Travis Japanは東京スカイツリー&荒川付近で花火の写真をカメラに収めていたが、果たしてSixTONESは同時間帯に一体何をしていたのか……? 本編のスタートはTravis Japan同様、午後5時の作戦会議。この日の天候は曇り気味だっただけに、田中は「これが晴れるのか、もっと曇るのか、わからないじゃん。花火の打ち上げもさ、1時間あるから、遠すぎない中間地点から、見ながら遠ざかっていかない?」と、発案した。5人も賛成したものの、話は「とりあえず花火やりたくない?」(高地)「今度、虹を見に行ったりさ。あっ、オーロラ見に行きたいね!」(ジェシー)「オーロラ行きたいね!」(森本)と、脱線。こうしたやりとりが実にSixTONESらしく、田中が「1回落ち着こう。今後の企画会議になってるから!」とツッコむあたりもさすがだ。

 しかし、結局は「1回メシ食おう」(田中)「1回メシ食って、ちょっとゴロゴロしてから移動しよう」(森本)と、もはや勝負する気が感じられない方針が決定。例の高地&京本の乱入シーンも挿入され、「一番茶化さない2人がね、茶化しに行ってきます」(高地)「だから、俺らが行ったら、茶化しに来るとはまさか思わない」(京本)と会話しながらTravis Japanの会議部屋へ向かう2人。前日の映像では気づかなかったが、部屋を出る頃には田中の姿もあった。5時30分に出発し、車内で「ジェシー仕切り」の中身がないトークを繰り広げた後、おそらくマクドナルドでハンバーガーやポテトをテイクアウト。宮近の最初の入電は、ちょうど“もぐもぐタイム”が終わった頃にやって来たのだった。

 以降は森本が「じゃあ、なんかゲームしようよ」と投げかけ、卒業式で「楽しかった~」「○○~」と叫ぶフレーズのように、「おもしろいことを言う」流れに。「たくさん怒られた」(森本)「かかと落とし」(田中)や、「僕にはピッタリ」(森本)「新宿駅」(ジェシー)、「生まれ変わった先は」(森本)「ワタシとキミ」(ジェシー)と、クスリと笑える回答が飛び出した。次はコンビニに立ち寄って花火を購入。花火大会を前に、「高めちゃおう、気持ちを」(田中)と、取ってつけたような理由を前置きした上で、荒川の河川敷で本当に遊び始めた。

 両手で花火を持ち、下駄の音を鳴らしてうれしそうに小走りする森本の後ろ姿、メンバーの童心に帰った笑顔など、しばし青春カットが続く。その時、「高地が持っているヤツをちょっと高めにして、下からあおってるとマジで打ち上げ花火に見えない?」(松村)との悪魔のささやきをきっかけに、神宮外苑の花火が見えなかった場合に備え、“加工して見せる写真”も撮影。ある意味、どこまでも発想が豊かなSixTONESに、筆者は感服してしまった。そうこうしているうちに花火開始からすでに4分が経過。音は聞こえるも、SixTONESがいる地点は花火が見えにくく、田中が「Travisに、見えてるか確認の電話するわ」と、「めっちゃキレイだね」という白々しい言葉で調査していたのだ。

 Travis Japanの返事を聞き、慌てて車に戻るSixTONES。すると、松村はクールな顔つきで「ちょっと業務連絡ふうに連絡してもらって、1枚(写真を)もらっとこう」と指示し、田中が宮近に電話をして「花火の写真送れる?」と、お願い。すんなりと写真が手に入り、「最悪、そのTravisから送られてきた写真使っちゃう?」(田中)との一言に、腕を組み、無言で頷く主犯・松村が恐ろしい。花火終了までにちゃんとした写真が撮れたかどうか、詳細は明かされぬまま、「運命の結果発表」へ。Travis Japanは明治神宮外苑より約15.6kmも離れた荒川付近で花火をバッチリ捉えていた一方、同じく荒川に行ったSixTONESも写真を公開したが、距離は約12.3kmとあって、「Travis Japanの勝ちで~す!」(田中)とアッサリ負けを認めた。

 オーバーリアクションで悔しがるSixTONESに対し、宮近は「1個聞いていいですか? たぶんこれ、神宮とか関係なく撮りましたよね?」と、“写真ねつ造疑惑”を追及。スクロールしてほかの写真をチェックしてみると、手持ち花火を持つメンバーが出てきてしまい、田中自らが編集したことをネタバラシした。しかも、後列でメンバーの間に隠れている松村は、「でもね、自分たちで撮った写真で戦っただけいいと思うよ。だって、Travisに送ってもらった写真使おうとしたんだから、最初」と、まるで田中が主犯かのように責任転嫁。これはもう、おそらく視聴者全員が“お前が言うな”的な気持ちになっただろう。そもそも、「1枚もらっとこう」と軽いノリで言い出したのは松村だぞ! さらに、田中は「一応あの~、花火みたいな笑顔は(撮っておいた)」と、高地をはじめ満面の笑みを浮かべる記念写真を見せてオチをつけるというサービス精神も忘れなかった。

 田中によれば、車に乗りつつ探すはずが、みんな寝てしまい、最後は外苑付近で花火を鑑賞したとか。「俺ら基本、“記録よりも記憶残していこう”みたいな」(田中)とキザに言うと、宮近はスタッフに向かって「次、こういうコラボある時、ちゃんとした人にしてください」と、懇願。なおも「勝負とかじゃなくて、やっぱ純粋にキレイな花火を楽しんでほしかった」(田中)「俺は今の樹を支持するね」(松村)「俺らはさ、いつまでたってもさ、少年の心を忘れちゃいけないと思う」(森本)と言ってのけるSixTONESに、宮近は「社会出たら失敗するタイプ!」と強烈なツッコミをお見舞い。松村が「俺は慎太郎を支えるよ」と都合よく乗っかった瞬間にも、「支えすぎでしょ!」と、手厳しく非難した。

 今回の動画を見て、ルール通りに頑張ろうとするTravis Japanと、掟を無視して自己流に突き進むSixTONESは、正反対のグループだと再確認。編集の仕方も2組の違いを際立たせる手法で、なかなかニクい演出だった。コメント欄は「トラジャが真面目に企画を守ってくれたおかげで、SixTONESが自由にやれた。ありがとう」「賛否両論あるみたいだけど、SixTONESがこれくらい振り切ってヒールな役割してくれて、面白いと感じる人もたくさんいる。個人的にはストトラのコラボ動画、また見たい」「トラジャとSixTONESにはそれぞれの良さがある。2つのグループの相違点がこうやって合同になることで明らかになって、さらにグループの良さがわかるのがいい! みんな違ってみんないい!」と、さまざまな感想があふれている。

 東京B少年を保護者目線で見守る1本

 25日公開の「東京B少年【Cosmic Melody】トランポランドで飛びまくる!」は前週の続きで、今回は「トランポランド埼玉」を訪れている(再生回数は31日時点で15万台)。飛んだり跳ねたり、アクロバットを実演する様子を、彼らのオリジナル曲「Cosmic Melody」に合わせて流すのみ。まるでこちらは、保護者のような気分でただ見守るしかない動画だった。それでもなぜか心が癒されるのは、6人が本気で楽しんでいるからだろう。アクロバットが得意な浮所飛貴は楽々とバク転を決めて那須雄登や金指一世に「上手い」「スゴい」と言わしめ、岩崎大昇はトランポリンの力を借りて「人生初のバク転」に成功していた。

 HiHi Jets・猪狩、ジャニー社長に振付けを任される

 HiHi Jetsの動画は7月~8月開催の『夏祭り!裸の少年 SUMMER STATION』のリハーサル映像をお届け。単独公演の本番3日前、最終調整をしている段階だそうで、新曲「baby gone」の振付けシーンに密着している。なんでも猪狩蒼弥は、ローラースケート歴がメンバー最長なだけに、ジャニー喜多川社長から「ローラー(の振付け)は君が作れ」と言われたとか。実際、振付けやフォーメーションをメンバーに提案する猪狩は、いつもより頼もしく見えた。再生回数は12万台(31日時点)で、28日配信の「HiHi Jets『baby gone』(「夏祭り!裸の少年」 in EX THEATER ROPPONGI)」は17万台。

 Snow Manは寝癖、風呂上がりの“オス”感がスゴい

 29日の動画は「Snow Man 【舞台裏公開】『Summer Paradise 2018』コンサート裏側見せます!」(再生回数は31日時点で8万台)。8月にTOKYO DOME CITY HALLで行われた『Summer Paradise 2018』の本番当日、メンバーが会場入りした際の私服姿から、リハーサル風景、そしてスタッフへごくごく低姿勢に照明のリクエストを申し出る岩本照など、貴重な映像が盛りだくさん。そのほか、今回はお題が書かれた無人カメラを楽屋フロアの数カ所に設置するという「Jr.チャンネル」ならではのうれしい演出も。

 寝癖で髪の毛が爆発している渡辺翔太は「こんな寝癖だけど、君はそれを許してくれるかい?」と“愛の言葉”をささやき、濡れ髪の阿部亮平も「湯冷めしてきちゃった。もう1回一緒にお風呂入ろう」と、カメラ目線でアプローチ(照れている去り際が可愛い)。宮舘涼太は肩のあたりを露出し、素肌を見せながら「愛しているのは、君だけだ」と、求愛。3人とも寝起き、風呂上がりといった生々しいシチュエーションにドキリとさせられた(もはや18禁の映像では?)。

 ところが、4人目の深澤辰哉は、ガラスに入った花を持って「これあげるよ。そう、俺からの気持ち。これを飾っておくとね、いいことが起こるんだ」と、舌足らずな口調でコメント。佐久間大介は「それ絶対、最終的にツボ買わせるじゃん」とツッコんでいたものの、筆者は「なんとなくストーカーチック……」と恐怖を覚えてしまった。なんというか、その飾り物の中に盗聴器でも仕込まれているのでは……? と想像できてしまうほどの怪しさなのだ。さらには、お題コーナーの「最高のキメ顔」「特技を披露」に加え、ライブ映像も挟む大サービスぶり。6人の魅力が存分に詰まった1本だった。
(中村チズ子)

最終更新:2019/03/28 15:30
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