ジャニー社長、タレントの高齢化危惧? 「ジャニーズチルドレン」プロジェクトの背景とは
ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が、自身の後継者としてタッキー&翼・滝沢秀明を指名したと、8月30日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じた。さらに、来年には事務所の新体制が始動すると伝えており、業界内外で注目を集めているようだ。
「ジャニー氏は86歳という高齢に加え、病を患っているといい、自分の後を継ぐ重要な役目を、滝沢に託すことにしたそうです。ただ、次期社長に指名したわけではなく、あくまで“業務”を任せるつもりであると見られています」(芸能ライター)
ジャニーズファンはこの一報に、おおむね好意的で、「タッキーは人望のある人だから、きっとジャニーズをいい方向に導いてくれるはず」「これまでも後輩の育成に尽力してきたから、期待したい」「ジャニーズが大きく変わりそうで楽しみ」といった声が、ネット上を飛び交っている。
「長年ジャニーズ事務所は、ジャニー氏とその姉・メリー喜多川副社長の2トップ体制だったものの、現在はメリー副社長の娘・藤島ジュリー景子副社長が事務所の実権を握っているとされています。ジャニー氏はこれまで、スターの発掘・育成業務においてずば抜けた才覚を見せ、事務所の発展に尽力してきましたが、果たしてジュリー氏に同じことができるのかといわれると、疑問を抱く業界関係者は多く、『ジャニー氏も、事務所の今後を不安視しているのでは?』とささやかれていたんです。そんな中、信頼のおける滝沢が仕事を引き継いでくれるとなれば、きっとジャニー氏も安心するでしょうね」(同)
まるで、自身の引退を見据えているようにも思えるジャニー氏だが、その裏では、ある一大プロジェクトを構想しているようだ。
「ジャニー氏は昨年、新しく渋谷にあるビルを購入していて、そこに『ジャニーズチルドレン』の養成所を作る計画を進めていると、『文春』が報じています。現在、活躍するジャニーズJr.よりも、若い世代にスポットライトを当てる仕組みだといい、ゆくゆくはジャニーズの根幹をなす事業になるとみられています」(芸能プロ関係者)
近年、ジャニーズのタレントは“高齢化”が進んでいると指摘され、「これはデビュー組だけではなく、Jr.にも当てはまる」(同)という。
「『ジャニーズチルドレン』は、現状、Jr.育成とどこがどう違うのかは曖昧ですが、これから明確化されていくのでしょう。ジャニー社長の持つノウハウを後世に残す目的もあり、滝沢も何らかの形で関与するようです」(同)
ジャニーズチルドレンは、ジャニー社長の最後の夢なのだろうか。その花を咲かせるため、後継者に指名されたという滝沢がどう尽力していくのか、今後も注視していきたい。