男性アイドル
いま振り返るジャニーズの“少年愛”報道【第6回】
ジャニー喜多川氏の「泡風呂の儀式」「頬にキス」……オモチャにされた「15歳」が語る真実
2018/08/29 21:00
そして、木山氏が2回目に合宿所を訪れたとき、ジャニー氏は早くもその本性をあらわにしてくる。
バスルームのある部屋に木山氏を押し込めて鍵をかけ、背後から抱きついて、「まるで発情した犬のように」硬くなった股間を擦り付けてきたという。
「はぁ、はぁ、はぁ」
ジャニーさんも無言のままで、しばらく股間を服の上からこすりつけていたが、不意に、
「あ……ふぅ〜」
と、息を抜いた。
イッたんだ、ジャニーさん。僕は初めて、大人の男性がイッたのを見た。しかも、自分も部屋着のまま。ズボンの中にイッちゃったんだ。このおじさん。
この日から、「愛人」という言葉ではとても言い尽くせない、地獄以上の日々が約2年間繰り広げられていくのだ。(次回に続く)
(渡邊孝浩)
※今日では差別意識を助長する表現ですが、「逆セクハラ」同様、「セクハラ」が男性から女性への“行為”と限定されていた当時の社会的状況を伝えるため、時事用語と捉え、1999年の「週刊文春」(文藝春秋)報道から引用しています。
<バックナンバーはこちらから>
・54年前、毒牙にかけられた「初代ジャニーズ」(第1回)
・16歳の「おれ」にジャニー喜多川が繰り返した性行為(第2回)
・13歳を誘い犯した、ジャニー喜多川のパワハラと“行為”(第3回)
・16歳の“僕”が「スター抜てき」と引き換えたもの(第4回)
・「行為」をしなければJr.で終わる(第5回)
最終更新:2023/09/08 19:11