マドンナの故アレサ・フランクリンへの追悼メッセージ、「99%自分語り」と大バッシング
通常、追悼スピーチとは、故人に縁がある人が行うもの。内容も故人との思い出や秘話、故人の活躍や栄光を紹介するものが多い。マドンナは2009年の『VMA』でもマイケル・ジャクソンの追悼スピーチを行っているが、繊細なマイケルの性格や彼と2人きりで極秘デートした話を披露し、知られざるマイケルの姿をファンに伝えたと評価されたのだった。
しかし、今回のアレサへの追悼スピーチは6分間も費やしたのに99%が自分語りになっており、Twitterはマドンナへの批判ツイートであふれ返った。「アレサをフィーチャリングしたマドンナへのトリビュートじゃん!」「マドンナ物語なんて聞きたくないのに」「マドンナが死んだの? アレサじゃないの?」「最上級のクソだね」と怒りの声が殺到した。
先日、「最近どの音楽も同じに聞こえる」と現代の音楽シーンに苦言を呈した際にも、「老化現象だろう」とバッシングされたマドンナ。自分語りしてしまうのも、還暦を迎えて、武勇伝や昔話好きになったのだろうと優しく見守るファンもいるが、今回の追悼スピーチに関しては「いただけない」と感じた人が多かったようだ。
大ひんしゅくを買ったマドンナだが、インスタグラムでは、「MTVからは最優秀ビデオ賞のプレゼンターを頼まれたの。ついでに私のキャリアにアレサがどう関連しているのか、逸話を紹介してほしいと頼まれたわけ。別にトリビュートスピーチをしたわけじゃないのよ」と反論。しかし、『VMA』でマドンナが話している間、ステージの巨大モニターにはアレサの写真が次々と流れるなど、どう見てもアレサを追悼したものであったため、「年寄りは自分の非を認めないよね」と、炎上に油を注ぐ形に。まだまだバッシングは続いており、今後、マドンナがどのようなアクションを取るのかに注目が集まっている。