「木村先輩がおごってくれまして」TOKIO・国分、ジャニーズ被災地支援の舞台裏明かす
8月5日、元SMAP・木村拓哉らと西日本豪雨の被害に見舞われた岡山県・倉敷市で炊き出しを行ったTOKIO・国分太一。8月17日放送のラジオ『国分太一Radio Box』(JFN系)では、被災地を訪れて感じたことや現在の心境、木村との“思い出”について語った。
ジャニーズ事務所は7月24日に幅広い社会貢献や支援活動を行っていく「Johnny’s Smile Up ! Project」の立ち上げを発表。その活動の一貫として、8月4日、木村はV6・三宅健、ジャニーズの俳優・生田斗真と「平成30年7月豪雨」の被災地である広島県・呉市の小学校に向かい、被災者にカレー、ステーキ、お菓子などを手渡した。
さらに翌5日はTOKIO・国分&長瀬智也も合流し、5人で避難所となっている岡山県・倉敷市の小学校を訪問。現場で長瀬が挨拶した際には「今回は木村くんが、こういうプロジェクトを立ち上げてくれて。僕らに声をかけてくれて」と、木村が中心となって炊き出しが行われたことを明かし、三宅も同日夜に公式携帯サイト・Johnny’s webの連載「にこにこ健゜」にて、「木村くんからお声掛け頂き」と言及。木村は、2016年の熊本地震発生後、長瀬、V6・岡田准一と“石原軍団”こと石原プロモーションの炊き出しを手伝っていただけに、今回の豪雨災害で率先して動いたのだろう。
そんな木村と一緒に炊き出しに参加した国分。ラジオで話したところによれば、岡山には飛行機で向かったというが、甚大な浸水被害があったとされる真備地区に近づくと、砂ぼこりが立っていたほか、信号がまだ復旧していない箇所もみられたそうだ。避難所では、被災者から「会社を今後、どうしていいかわからない」などの悩みを直接聞き、「被災された方と一緒に、この現状を乗り越えていかなきゃいけないなと思うんですよ」と、コメント。さらには、
「僕らが、その現地に入ることで、もう賛否も起こることも、正直あるのかもしれないですけども。自分たちにできることを探して、被災された方に寄り添うということを、今後も続けて行かなきゃいけないなと。正直、現地入ってホント思いました」
と、芸能人の被災地訪問に対する率直な考えを述べた。一方で、芸能人は「伝える」ことができる仕事だとして、
「なので、今日この場を借りて、僕も話させてもらってます。どんな形でもいいんですよ。自分にできることを、皆さんも見つけてほしいなと。で、被災された方に寄り添ってほしいなと思います」
と、リスナーに呼びかけた。また、先述のように国分は飛行機で岡山入りしたが、帰りは新幹線を利用。「おのおのに感じたこと」を車内で話したといい、「新幹線までちょっと時間があったので、木村先輩がおごってくれましてね、ご飯を。まぁそこで、なかなか話さないような話もですね。他愛もない話ですけどもね、できました」と、詳しい会話の内容こそ明かさなかったものの、木村と親睦を深める機会にもなったよう。
「まぁ、木村先輩も言ってましたけれども、この『Smile Up Project』を立ち上げて、1回で終わりっていうのもね、絶対にあってはならないことだと思いますし。自分自身も、この『Smile Up Project』にいろんなことを、意見を言ったりとかして、支援の輪が広がるように。今後とも、1人でもその笑顔が戻るように、自分たちのできることを見つけていきたいなぁと思います」
国分は、こう決意を表明したのだった。一方、「Yahoo!ニュース 特集編集部」のインタビュー記事において、木村は「自分が責任持ちます」という気持ちでプロジェクトに携わっていると明かし、「今回は声をかけたら斗真と健が、後から太一と長瀬が駆け付けてくれました。『ありがとうな』って声をかけたら、健が『いつでも声をかけてください。どこへでも馳せ参じます』とか言うから『時代劇かよ』なんてやりとりを交わしたりして。みんな一生懸命取り組んでいました」と、後輩の協力に対する感謝を口にしていた。
グループや世代の垣根を越え、それぞれに被災地と向き合っているジャニーズタレントたち。国分が言う通り、不安を抱える被災者が一日でも早く笑顔になれる日々を迎えられるよう、ファンもできる限りの支援を行ってほしいものだ。