ドラマ『GIRLS/ガールズ』のレナ・ダナムのリアル過ぎるヌード写真が、人々の感動を呼んだ理由とは?
歌手テイラー・スウィフトと仲のいいセレブの友人の集まり、通称テイラー・スウィフト軍団。モデルや歌手が多いためかスリムな美女ばかりで、彼女たちが出演したテイラーの「Bad Blood」のミュージックビデオはスタイリッシュな仕上がりだった。しかし、その中で“ぽっちゃり体型&ふつうの顔”のセレブとして目立っていたのが、レナ・ダナムだ。
実は彼女、ゴールデン・グローブ賞を受賞した米ケーブル局「HBO」の大人向け人気コメディ『GIRLS/ガールズ』(2012〜17)で、主演、製作総指揮、監督、脚本も務めた多才な女性。脱ぎっぷりの良さでも有名で、『GIRLS』では脱ぎに脱ぎまくり、インスタグラムでもリアルすぎる女体を世間に晒し、全米の女性たちから「励みになる」「現実の女性の体を披露してくれてサンキュー」と支持されている。
17年初めにやせた時には、「結局、見てくれを気にするのか!」と叩かれ、「トランプが大統領になったから、食欲がなくなり、体重が落ちた」というレナの説明も「おもしろくない」とバッシングされた。が、今年2月にファッション誌「VOGUE」で、「やせたのは、重度の子宮内膜症で、食事もできないほどの痛みに苦しんでいたから。あまりにもひどかったので、子宮全摘手術を受けた」と告白し、同情を集めるように。先月には、インスタグラムで「体重が10kg増えて73kgになった。超うれしい」「やせてる自分もいいなと思うけど、あの痛みがあったからだと思うとゲンナリ」と正直な気持ちを明かしていた。
そんなレナが8月15日、インスタグラムに横・前・後ろからの全裸ヌード写真3枚を投稿。彼女のヌードを見慣れているはずの世間も、どすっぴんで、髪もボサボサ、リアルすぎる32歳女性の裸にあらためて度肝を抜かれた。
しかし、写真に添えられた「(さまざまな記念日がある中で)今日は私にとって、子宮摘出手術から9カ月の記念日でもあるの」という言葉や、体はほぼ回復しているけれど日を追うごとに心の傷は増えていること、友人がジュディと名付けた子宮を摘出し痛みと決別できた記念に「ジュディよ、安らか」にという意味の「RIPジュディ」タトゥーを脇腹に彫ったこと、今日は自分の体から出て行ってくれたジュディに感謝したいことなどを明かした文章に、多くの人が感動。ネット上では「これは勇気あるヌード」「評価されるべきヌード」だと絶賛され、米「ABCニュース」や英「ザ・サン」など大手メディアも、レナの投稿をこぞって報道した。
子宮全摘手術により、自分で妊娠・出産できなくなることに深い悲しみを抱く人は多く、無気力になったり罪悪感に苦しんだりする人もいる。そんな女性たちに、自分のありのままの姿を晒し、「つらいけど、なによりも健康が一番だよ。感謝しなきゃね」と呼びかけるレナの今回の投稿は、多くの女性を励ましたようだ。