中学生で単身海外生活させられる? 海外から小学校受験できる? 問われる親の覚悟
保育園でも、お父さんの海外赴任について行くので退園する子がいます。「3年間の予定です」と言っていたので、戻ってきたら保育園のことを覚えていないのかもしれません。先日、インドに海外赴任している子が一時帰国して2週間登園してくれたのですが、海外からの小学校受験を考えているそうです。受かったら母子で帰国、落ちたらそのまま赴任終了までインドに住むそうです。
これを聞いた私は、これはビジネスチャンス!? と思いました。海外にいながら受験の時だけ帰国する子が一定数いるので、その子たちに向けてなにかサポートができればビジネスになるのかもしれません。ネット配信、ペーパーは各自プリントアウト、指示制作キットをダウンロード……。日本のお教室に行けないので、代わりになる“なにか”を作ればいいのです。早く着手しないとインドに行った子の受験に間に合わないので考えます。
いつも私は「ピンチはチャンス」「人がほしいものを作る」という考え方で仕事をしているのですが、前回の記事(カーディガンを置いて逃げたくせに、「やっぱり働く」と言って来ない人)みたいなことに巻き込まれるのは、なぜだろうとたまに考えます。真面目に働いているのですが、定期的に常識外れの人が現れます。悪い引き寄せをしないように、「いつでも神様が見てる」ことを前提に生活をしているのですが(笑)。
近日中に「縁切榎」(板橋区)に行ってこようと思います。縁切榎は超強力で、逆恨みされずに縁が切れます。私自身、本当に困る出来事の時に2回ほど行きました(実証済み)。「悪縁を切って良縁を結ぶ」ので、楽しみでもあります。縁切榎に行くと、深刻な絵馬ばかりが掛けてあり、私の悩みなんてちっぽけと思えるのも魅力です。「●●さんの奥さんが別れてくれますように」もあれば「●●の彼女にバチが当たりますように」「SMAPとジャニーさんが離れますように」……。見るだけで面白いです。考えさせられるお盆でした。
角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。