「男を汚物扱い」「気持ち悪いもの見てしまった」イメージ失墜? 世間に嫌われたCM3選
テレビを流していると必ず目に飛び込んでくるコマーシャルCM。その多くが、視聴者の購買意欲を触発したり、ブランドイメージを良くすることを目的としているが、その狙いとは反対に、世間の不快感を買ってしまったCMも存在する。
「最近では、柔軟剤の『レノア』です。CM内で『男脂臭』という単語が強調され、男性特有の『男脂臭』は女性に嫌われると紹介。しかし、この『男脂臭』というワードが、ネット上で“差別”なのではないかと物議に。『一生懸命働いてる男性をコケにしているね。 これは許せない』『明らかにセクハラ』『男ばっかり汚物扱いされるのは理不尽』と批判が男性を中心に続出してしまったのです」(芸能ライター)
柔軟剤の効果をアピールしたいために、男性差別とも取れる表現の仕方をしてしまい、世の男性たちの不快感を買ったようだ。
また、一度は絶賛を受けたものの、繰り返し放送されたことで嫌われてしまったCMもある。
「ドコモのCMシリーズの1本、『紅の空に』篇では高畑充希が夕焼けに向かってアカペラでX-JAPANの『紅』を歌っています。その歌唱力に、『歌うますぎ!』『CDデビューしてほしい』といった声が上がったのですが、一方で『不快すぎる。気持ち悪いもの見てしまった』『不快感すごい』と高畑の歌声に抵抗感を示す声も続出。さらに、何度も繰り返し放送されるうちに、『うるさい』『何度もしつこい』といった声が噴出し、視聴者の苛立ちを買っていました」(同)
幸い、人気シリーズのCMなだけに一定期間繰り返し放送されたあとは新作に移行。それでもたまに流れるが、オンエア頻度がぐっと下がり、「静かになった」と、ほっとしたという視聴者も少なくなかったようだ。
また、「実際に起こったら恐ろしい出来事」として女性視聴者に怖がられてしまったのが、その高畑からCMキャラクターを引き継い相楽樹が出演するチョーヤの「酔わないウメッシュ」CMだ。
「17年から今月半ばまで放送されていた相楽樹の『酔わないウメッシュ』CMシリーズ、その『女子会篇』が炎上しました。『酔わないウメッシュ』を飲みながら、焼き鳥などの肴を食べている女性たちを遠くから見ていた中年男性が、その場を中座して化粧室にでも向かおうとする相楽に、すれ違いざま『飲んでますね』と声を掛けるというシーンが描かれました。これに女性視聴者から不快感を訴える声が噴出。『若い女性に声を掛けるおっさんは何を考えてるの?』『遠くからずっと見られた上に声まで掛けられるなんて気持ち悪すぎ。ゾッとする』『こんなおじさん現実にいたら怖すぎる』といった声が相次ぎました」(前出・同)
商品のイメージを左右する役割を担っているCM。視聴者に不快感を与えてしまっては逆効果になってしまう。少しだけ配慮すれば好感度UPに転じるCMになるだろうが、万人にウケるCMづくりは、このご時世は大変なのかも知れない――。
(立花はるか)