速水もこみちがピンチ!? 『MOCO’Sキッチン』低迷と日テレ・朝ドラマスタートで異変?
7月12日に放送された『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)で、ある光景が見られた。速水もこみちが、小学校で児童のために給食を作っていた時、思わせぶりに「これは何だ?」とオリーブオイルのビンを持ったところ、「おぉ!」と児童が反応し、さらにそれを振りあげるパフォーマンスをすると、歓声はひときわ大きくなったのだ。
もちろん、この“ルーツ”は、速水が平日朝に務めている人気料理コーナー「MOCO’Sキッチン」だ。児童が歓声を上げるほど、もはやこのコーナーは国民レベルで浸透しているということだろう。2011年、『ZIP!』(日本テレビ系)のスタートとともに産声をあげた同企画は、知られざる速水の料理テクニックと、オリーブオイルのパフォーマンス、そして独創的なレシピで人気沸騰。俳優としてはヒット作に恵まれなかった速水を、一躍スターにした。
だが、今そのコーナーにややかげりが見え始めているという。一体どういうことなのか?
「16年11月22日放送回では、『MOCO’Sキッチン』前まで7%だった視聴率が、コーナーの終わり間際には11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)まで跳ね上がっていました。つまり『ZIP!』の平均視聴率をぐんと上げていたのです。ところが、最近は『MOCO’Sキッチン』も8%いくか、いかないか。神通力が効かなくなっているのです」
一因としては、以前より『ZIP!』を見る視聴者が減少していることが考えられる。NHK連続テレビ小説を見るために同局にあらかじめチャンネルを合わせている人もいるだろう。それでも「このコーナーだけは見ておきたい」と思わせるのが、看板コーナーの務めだが、その力に衰えが出ているのだ。
「『めざましテレビ』(フジテレビ系)の看板コーナーは、1994年の番組放送開始から続いている『きょうのわんこ』。我が家の自慢の愛犬が紹介される看板コーナーで、視聴率的には『MOCO’Sキッチン』を上回ることも多い」(同)
「きょうのわんこ」は毎日異なる犬が登場するが、「MOCO’Sキッチン」には速水しか登場しない。その点では、飽きられてもおかしくはない。
「日本テレビは好調ムードが続いていますが、午前6時~深夜0時までの全日帯(ぜんにちたい)視聴率だけは、テレビ朝日に後塵を拝しています。7月30日に開かれた日テレ定例会見では、平日朝と平日午後のベルト番組の強化が課題との発表がありました。また、開局65周年を記念し、同局初となる朝ドラマの新設も決定済み。主題歌は福山雅治、脚本にはバカリスムを指名し、すでに動き出しています。この朝ドラの放送時間も含めて、朝の番組がガラリと変わるも可能性もあります」(日テレ関係者)
今年前半にかけて、総合演出など一部スタッフの入れ替えが行われたばかりの『ZIP!』。今後きたるべきテコ入れ、さらには大リニューアルのとき、もこみちの席はあるのだろうか。
(村上春虎)