B少年うきなすコンビが“爆カワ・イケ散らかし”、Snow Man・岩本は“女子化”のワケ【ジャニーズJr.チャンネル週報】
ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、7月26日~8月1日公開の動画をチェックします!
Travis Japan・松田の天然発言が衝撃的
7月26日配信の動画は「Travis Japan【卵かけご飯】究極の朝食作り!!」。冒頭、宮近海斗のリンスに関するどうでもいい小噺から始まり、「究極の朝ご飯を作ろう!」(宮近)と企画名をコール。メンバーは千葉県・野田市の「清水公園」で鬼ごっこ(5日配信)や水上アスレチック(19日配信)を楽しんでいたが、野田市にはおいしい卵の養鶏場と、醤油でお馴染みのキッコーマンの本社工場があるそうで、「卵取りに行く班」「醤油取りに行く班」に分かれて「最強の卵かけご飯を作ろう」というコンセプトだ。じゃんけんの結果、卵チーム(宮近・七五三掛龍也・松田元太)と醤油チーム(川島如恵留・松倉海斗・中村海人・吉澤閑也)に決まり、材料の調達へ。
養鶏場に着いた卵チームが約2万3,000羽のニワトリと対面するなり、松田が「これ、ニワトリひとりひとりに名前はありますか?」と質問するも、ご主人は呆れ笑いをしつつ、「それは無理です」とアッサリ返答。2万を超えるニワトリたちに名前を付ける余裕なんてないだろうし、そもそも「ひとりひとり」って人間か! 聞いている時の松田の表情が“アホの子”っぽかった上に、なんで周りもツッコまないのかと思ったら、そういえば宮近&七五三掛もボケボケコンビだった……。その後、3人は自分たちの手で産まれたばかりの卵をゲット。一方、ほかの4人も「キッコーマンもの知りしょうゆ館」に到着し、ここでは松倉が「皆さん、僕の背中だけ見て歩いてください」と仕切り始めたものの、さっそく吉澤が「しょうゆうこと」と言いながら松倉の前を通過していった。
施設内に入り、店員さんに「今、醤油がhoしくて」(松倉)と伝えたまでは良かったが、「オススメの……オススメの、醤油?」と不安になったのかメンバーをチラ見して助けを求める始末。ここは中村が後を引き受け、「ここにしかない醤油があると聞いたんですけど」と、やや無愛想に尋ねた。中村のおかげで、本社工場売店にて限定販売している宮内庁御用達の醤油を確保。なお、同所で川島は前回の水上アスレチックで優勝したご褒美として、「しょうゆソフトクリーム」を味わった。
7人が再集結して持ち寄った卵と醤油で卵かけご飯を作り、大自然の中で試食。基本的にローテンションな中村が珍しく「うまい!」と絶叫するほど、特別な一杯になったようだ。動画の最後はメンバーも着ている「BOYS BE AMBITIOUS CLUB」Tシャツやスウェット、ジャージがジャニーズショップで販売中(一部商品は8月8日から)だと、「ジャニーズJr.チャンネルNEWS」が流れていた。再生回数は8月3日までに10万台。
SixTONES、ドライブ旅はカオスな会話てんこ盛り
7月27日アップの1本は「SixTONES【ドライブ旅】第2弾!寄り道&カオス満載、奥多摩行き!」で、5月の埼玉県・越谷以来のドライブロケとなっている。今回は田中樹プレゼンツ「(東京)奥多摩でBBQ体験&と天然の蛍を見つけよう」といった趣旨だが、「ホタル」と聞いたジェシーは「ホタテも探したいね」と、“ポテト”の発音で言い、森本慎太郎も「あとポテトも探しちゃったり……」と悪ノリ。ラストは高地優吾が「ホテル……あ、ホテルじゃねーや」と口走り、グダグダに(おそらく元ネタはサンドウィッチマンのファーストフード店のコント?)。
こうして田中の運転で約2時間のドライブが始まり、意外にも京本大我が「去年(BBQを)3回くらいやってる」と、アクティブな一面が判明したり、ジェシーの妄想デートトークなどで大盛り上がり。後部座席の高地が寝る体勢に入った時には、「高地ちょっとなんか、そういうところあるんだよな」(松村北斗)と不穏な空気になったが、以降も「BBQした後、誰かご飯食べに行かない?」(森本)「BBQ行った後、焼肉行こうよ」(京本)と自由な会話が続く。ちなみに、高地がカメラに向かって頬をムギュッと寄せる“ハコフグ顔”をお披露目(2分6秒頃)するシーンも必見。
なおもSixTONESのユル~いノリは変わらず、「なんかみんな、適当な音、奏でてみようぜ」(森本)と、わけのわからない提案にもすんなり応じるメンバー。各々が「ア~ア」と声を出す場面は、もはや“小学生レベル”の行動で、タイトルに違わないカオスな状況だった。順調に高速道路を進んで人気の観光スポット「御岳渓谷」に立ち寄ることになったが、地元のこんにゃく専門店で絶景ポイントの聞き込みをする前に、刺身こんにゃくを食べて「うまい!」を連発する一同。食い散らかして帰るのかと思いきや、退店時にジェシーがレジ袋を持っていたため、何やら購入したようだ(偉い)。
松村いわく「ジブリ道」を歩くと、絶景ポイント「御岳小橋」に到着。仲良く記念撮影をして再び車に戻ったところ、カーナビを見ながら運転する田中が「この先なんか、ハンモック屋あるらしいよ」と切り出し、森本が「俺、家にハンモック買おうと思ってたの。寄ろうよ」「もしかしたら俺、買うかもしれないけどそれはいい?」と、うれしそうに反応した。しかし、田中のミスでお店を通り過ぎてしまい、メンバーは山道でのUターンを懸念。すると、突如ジェシーが「うわっ、動物! 猿、ほら!」と前方を指差し、なんとここで猿に遭遇する奇跡的な展開を迎えた。
怪我の功名となり、田中も「ってか、通り過ぎて良かった~」と一言。猿を発見して興奮MAXのジェシー、松村、森本は、しばらく「モンキー」「マンキー」を多用しながら会話するなど、SixTONESワールド全開。そして、あらためて向かったお店ではハンモックに揺られて休憩していた。なんだか今回のSixTONESの動画を見ていると、自分の学生時代の友人を思い出し、無性に旅がしたくなった。それほど、彼らの様子は“素”であり、親近感の塊だったということなのかもしれない。再生回数は19万台(8月3日時点)と、大ヒット中。
東京B少年、うきなすのイチャイチャぶりに注目
28日に公開されたのは「東京B少年【ヘアメイク】メンバーの髪を那須雄登がスタイリング第2弾」。21日の前編に続いて、那須雄登がヘアアレンジ法を披露する動画で、第2弾は残りの岩崎大昇、浮所飛貴がモデルとなった。最初に岩崎のヘアメイクに入ると、「面長だからね、大昇」と、いきなり顔の特徴を口にする那須。そこイジっていいんだ……と衝撃を受けたが、岩崎本人は「ね!」と、当たり前のように同調した。動画内の2人は「面長の人は髪の毛に困らないよ」(那須)「いや、困ってるよ」(岩崎)「そう? なんでも似合うよ。正直、マジで。やっぱ前髪上げましょうか」(那須)と自然体な話を繰り広げ、仕上がった時には「デートセットみたい」(岩崎)「爆モテですね」(那須)「爆モテイケ散らかし」(岩崎)と、10代男子ならではのやり取りも。岩崎は前髪を上げて額を出すアップバンク姿をお披露目し、顔つきもどこか男らしくなっていた。
続いては、筆者も待ち望んでいた“うきなす”コンビが見どころ。メイク室の椅子に座る浮所は「那須にやられるの初めてなんだけど」と言いながら、子どものように落ち着きがなく、ウキウキした様子が見て取れる。照れ隠しなのか、揺れ続ける浮所に「揺れるな!」と注意する那須も、どことなくうれしそう。「今、同じ美容院行ってるんで。同じ髪形なんですよ、実は」(浮所)「襟足がないだけで、俺が」(那須)との情報も、ファンにとってはたまらないポイントだろう。那須いわく、「浮所は、結構なんか自分が似合う髪形知ってるなと思ってて。まぁだから、いつもの浮所っちゃ浮所」とのことで、完成したスタイルは確かによく見る浮所だった。
セット中の映像が再び流れると、「ちょっとがんばっちゃう」(那須)「マジ? ありがとう」(浮所)「ウネウネにしようかな。ウェーブで」(那須)「お、いいね!」(浮所)「浮所、最近でも顔つきが大人になったよね」(那須)「え、マジ?」(浮所)「性格は相変わらず小学校4年生ぐらい。俺が小学校4年生でやってたことを高校生にしてやっている」(那須)と、平和すぎるトークにほっこり。「こう見えて大人ですよ」と言い返した浮所が「ここ、もうちょっと盛ってください」とワガママに主張するも、那須は「わかりました。注文が多いな~、この人は」と、愚痴をこぼしつつリクエストを受け止めた。そんな2人に対し、付き合って半年ぐらいの男女カップルの隠し撮り映像を見ているみたいだな、と感じたのは筆者だけだろうか。
一方で、那須のセットが終わったにもかかわらず、納得がいかないのかアイロンを持ったり鏡を持って凝視する浮所。しまいには「ちょっとワックス借ります」と自ら前髪を調整し、「こんな人いないんですけど~」と呆れる那須だった。このあたりも、ほかのコンビとは異なる“うきなす”ならではの空気感。5人分のアレンジが終わり、岩崎が「恩返ししたい。みんなでセットしてあげよう!」と提案すると、「俺は自分でセットしたい」(那須)と拒否したのだが、浮所は無理やり「おいで、おいで」と手を引っ張って連行。いや、もう「おいで、おいで」って……。岩崎の言葉を借りるなら、“爆カワ、イケ散らかし”。ファンには垂涎モノの映像とあって、コメント欄も「うきなすを見てニヤケが止まらない」「うきなす最高すぎ」と、歓喜の声があふれていた。前回、再生回数は1週間以内に18万台まで伸びていたが、今回も14万台と好調。それだけ、Jr.のヘアメイクには需要があるのかもしれない。
HiHi Jets・ジャニーズ暗記力テストを実施
29日の動画は「HiHi Jets【ジャニーズ】先輩グループのデビュー曲を暗記せよ!」。ジャニーズに関する暗記力テストを行うが、猪狩蒼弥は「できなきゃ失礼だから! 言ってしまえば」と、自らプレッシャーをかける。その猪狩や井上瑞稀、作間龍斗は「暗記力に自信アリ」チームで、高橋優斗&橋本涼は「暗記力に自信ナシ」だとか。覚える内容はというと、「ジャニーズ先輩グループのデビュー日と楽曲名」。光GENJIやSMAPを除き、少年隊からKing&Princeまで、現存のグループが対象となっていた(少年隊は事実上の活動停止中だけど)。項目は15個あり、5人が手分けをして3つずつ暗記することに。制限時間は3分で、暗記の資料をもとにひたすら声に出してつぶやく高橋、黙って覚える橋本……と、個性が出る。Hey!Say!JUMP~King&Princeを担当する井上&作間はさっさと記憶し、余裕そうに歌を口ずさみ、ノリノリ。
尊敬する先輩グループにとって大事なデビュー曲とあって、「絶対に間違えられない」と、緊張感を背負っているメンバー。1人でも間違えれば連帯責任で「苦いけど体にいいセンブリ茶」を飲むという。いざ挑戦が始まると、2番手の橋本がKinKi Kidsの「硝子の少年」の発売日(1997年7月21日)を間違え、さっそくミス。「ふざけんなよ!」「はえーよ!」と怒号が飛び交う中、「マジ申し訳ない」と言いつつも「ハハハハ」と笑う橋本だった。センブリ茶を飲むと、グループのリアクションコンビ・高橋と猪狩が「アァァ~!」「にが~!」と大騒ぎで、猪狩が腹チラ(4分6秒頃)したほか、作間に至っては“他界”。苦さを痛感して「マジごめん」と、ようやく反省した橋本は「声出して覚えていい?」と手法を変え、1分間の暗記タイムに突入した。
しかし、KinKi Kidsの次はタッキー&翼に飛んでしまい、隣の強火二宮和也担・高橋は「いや、嵐だよ」と、すぐさま指摘。発売日の細かい日付を覚える云々より、デビュー順すら知らない橋本に筆者も驚いたが、高橋は「この人ヤバいんだけど、普通に!」「この人ヤバいです!」と、危機感を訴えた。暗記タイム終了となり、淡々とデータを読み上げた高橋&橋本の後、3人目の猪狩は「2003年の11月7日にNEWSさんが『NEWSニッポン』でデビューされまして、続いて翌年ですね。2004年の8月25日に『浪花いろは節』で関ジャニ∞さんがデビューされまして。で、2年空きまして、2006年の3月22日に『Real Face』でKAT-TUNさんがデビューされました」と、しゃべり口調で覚えた模様(猪狩にはいつか落語や講談にチャレンジしてほしい)。Hey!Say!JUMP・山田涼介好きの井上は元から知っていた「Ultra Music Power」(2007年11月14日)をスラスラ口に出し、ラストの作間も済んで無事に2回目で成功した。
HiHi Jetsの動画は、公開後5日以上たっても再生回数は1ケタ後半が多いものの、今回は「ジャニーズ」「先輩グループ」と引きの強いワードがタイトルに入っていることもあり、8月3日までに16万台と、うなぎのぼり。ただ、筆者としては、やや盛り上がりに欠けたように感じ、またも期待を裏切られた気分に。動画のタイトルを見た時点で絶対に面白いだろうな~と、勝手にハードルを上げてしまったのがいけなかった。HiHi Jets、テーマは面白いのでもう少し頑張ってもらいたい。正直言うと、最近は仕切り、見せ場、リアクションも高橋と猪狩頼みになっているので、こうした現状を打破する何かを見つけてほしいものだ。
Snow Man・岩本、大パニックで「女子の悲鳴」に
間が空いて8月1日にアップされたのは「Snow Man【恐怖】驚きのリアクション…岩本照がお化け屋敷で悲鳴!」(再生回数は3日までに7万台)。7月18日からの動画に続き、三重県・桑名市にあるテーマパーク「ナガシマスパーランド」でのロケVTRだが、今回はイカツイ見た目とは対照的にメンバーイチ怖がりの岩本照が“お化け屋敷”に挑むとのこと。とはいえ、すでに“お通夜ムード”漂う表情の岩本は「なんで、ホントにヤダ!」と反抗。「克服していただきたい」(宮舘涼太)と説得を受け、魔除けの提灯を手に自撮りをしながらお化け屋敷に向かっていった。
入り口から出口までの距離は約200mで、伝統的な常設のお化け屋敷としては国内最長級。旅館をイメージした作りになっており、落ち武者や雪女など99体のお化けが次々と登場する仕掛けだとか。岩本は入り口直前でも駄々をこね、メンバーはそれぞれ「2歳から入れるから!」などと、フォロー。おどろおどろしい屋敷内に進入した後は「うわ~、ビックリした!」「あ~、怖っ!」と半泣き状態で、ビビりすぎてカメラからフレームアウトしてしまった岩本。ほとんど壁しか映らない……。しばらくたって5人も後を追うが、「うわぁぁぁぁ~!」「いやぁぁぁぁ~!」といった叫び声にメンバーは大爆笑だった。
その頃、岩本は「ヤダ!」を連発しながら、背後のカメラマンも追いつけない速さで逃亡。「やだ怖い!」「暗い、暗い、暗い、暗い、あ”ぁ”~~~!!」と尋常じゃない雄叫びを上げ続けた。メンバーも見失う中、岩本は最後まで「うわぁぁぁぁ~」と大叫びでゴールへ。見ているこちらはちょっと可哀想だな……と同情したものの、カーテンをはねのけて外へ出る際、やや中腰の岩本に笑いをこらえきれなかった(4分6秒頃)。そして、お化け屋敷を出た後は安心感からか、急に「ウェッ!」とえずいて、グッタリ。息も絶え絶えに「もうやだ。もう二度と入んない」「怖かった……」とボヤいた瞬間、佐久間大介や渡辺翔太が脅かしてとどめ。
全員で岩本の自撮り映像を確認すると、ビビり具合に大ウケのメンバーに対し、本人は「笑うなよ」とご機嫌ナナメ。叫び声について「女子の悲鳴よ!」(佐久間)とまで言われ、最終的に岩本は「いや頑張ったよ。褒めてよ! 何、『ちゃんと撮れてない』とか。文句ばっかり言うなよ!」とブチ切れた。頃合いを見て背後の宮舘が「ワッ!」と近づいたが、ここはまったく驚かずに「うん……」「そういうのは大丈夫」(岩本)と交わしていただけに、最後になんとか落ち着きを取り戻したようだった。これまでの「Jr.チャンネル」を通して、男気あふれる言動や、メンバーへの思いやりと優しさ、女性的なキュートなリアクションを見せてくれる岩本から、今後も目が離せなくなりそうだ。
(中村チズ子)