「解決してない!」『健康で文化的な最低限度の生活』不正受給問題を描いた回に不満の声
8月7日夜9時から第4話が放送される、吉岡里帆主演ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)。視聴率は初回7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、第2話5.5%、第3話5.8%と推移している。
同ドラマの主人公は、新人ケースワーカー・義経えみる(吉岡)。安定・平凡を求めて公務員になったえみるは、栗橋千奈(川栄李奈)や七条竜一(山田裕貴)ら4人の同期とともに激務必至の生活課に配属される。福祉の知識もなければ人生経験も足りないえみるが、受給者たちのさまざまな人生模様に触れながら少しずつ成長していくというストーリーだ。
第3話では、高校生の欣也(吉村界人)が、不正受給といわれることに納得がいかないと自身のギターを叩き壊した日を境に、家に帰らなくなっていたと発覚。しかし、心配するえみるをよそに、欣也の母・聡美(江口のりこ)からは「それよりもお金の方を心配してもらえませんか? これから60万円徴収されるんですよ?」と、厳しい言葉を投げかけられてしまう。
そんな中、欣也の妹・リナ(瑞城さくら)が突然、役所を訪ねてくる。友人たちとの交際費として欣也からお小遣いをもらっていたリナは、「自分のせいで家族がバラバラになってしまう」と、えみるに苦しい胸の内を明かした。リナの言葉に心を動かされたえみるは、欣也を探すために役所を飛び出して自転車で猛ダッシュ。やっとのことで居場所を突き止めると、もう一度話し合いの場を持たせてほしいと頼み込むのだった。
そして約束の日、役所を訪れた聡美と欣也に対し、えみるは熱心に今後について説明。すると2人は、えみるの誠意を受けて納得した態度を見せる。欣也の気持ちも前に向いたようで、ひとまず胸を撫で下ろすことに。
「第2話から続く、生活保護費の不正受給に焦点を当てた物語がついに完結。しかし放送前にはどんな結末を迎えるか期待する声も多かったため、『結局何ひとつ解決してないんですけど! マジで中身のないドラマだな』『ホントに何を伝えたいのかわからない。今回のオチに納得いかない人多いでしょ』と辛辣な言葉が飛び交いました」(芸能ライター)
第4話では、えみるの同僚である七条を訪ねてきたシングルマザー・岩佐朋美(安達祐実)の姿が描かれる。七条が担当している朋美は、夫のDVが原因で離婚して以来、生活保護を受けているものの、6歳になる娘の育児をしながら求職活動にも積極的に取り組んでいた。
一方、朋美の面談中に朋美の娘・咲(吉澤梨里花)と遊んでいたえみるは、咲のある異変に気づく。そして、朋美が咲をストレスのはけ口にしているのではないかと疑いを抱いた。えみるは、すぐさま七条に相談するが、朋美を女手一つで育ててくれた自分の母親と重ねている七条は、「あの人なら大丈夫」とまともに取り合おうとしないのだった。
「予告映像では、涙を流したり全力疾走している七条のシーンが映され、母子家庭で育ったという彼の背景も大きく関係してくるようです。ネット上には、『熱血教師の学園モノみたいな予告だね』『これから1話ずつ他キャストをメインにした話が続くのかな?』といった意見が見られます」(同)
今回は、視聴者のガッカリした声が多く見られた同ドラマ。次回の展開に注目しよう。