『この世界の片隅に』第3話、女郎役・二階堂ふみが放つ色気に視聴者ノックアウト
8月5日夜9時から第4話が放送される、松本穂香主演『この世界の片隅に』(TBS系)。初回視聴率は10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、第2話10.5%、第3話9.0%と推移している。
アニメ映画がロングランヒットを記録したことも話題となった、こうの史代氏の『この世界の片隅に』(双葉社)。ドラマ版では約3,000人の中からオーディションで選ばれた松本が、主人公の“すず”を演じている。物語は太平洋戦争中に広島県・呉へと嫁いだすずが、夫の北條周作(松坂桃李)、義母・サン(伊藤蘭)、義父・円太郎(田口トモロヲ)、義姉・径子(尾野真千子)らとともに、前を向いて健気に生きる姿が描かれる。
第3話では、呉に初めて空襲警報が鳴り響き、すずら北條家全員が飛び起きることに。いよいよ戦火が間近に迫っているという状況だが、周作との夫婦生活を嚙みしめるすずは「旦那様にどんどん恋をしてしまってる」と、にやけ顔。ことあるごとに周作に見とれてはデレデレするすずだったが、周作に別の結婚話が来ていたことを径子から知らされる。
ある日すずは、径子の娘・晴美(稲垣来泉)と蟻の行列が砂糖の容器に続いているのを発見。その際に誤って砂糖を水がめの中に落としてしまう。すると、一部始終を見ていたサンに「ヤミ市で買うてきんさい」とへそくりを渡され、すずは肩を落としつつヤミ市へと向かった。
ところが、ヤミ市からの帰り道で道に迷ってしまったすず。途方にくれて路肩でスイカの絵を描いていると、リン(二階堂ふみ)という女性に声をかけられる。帰り道を丁寧に説明してくれたリンに、「何もお礼ができんで」と申し訳なさそうに頭を下げるすずだったが、そんなすずにリンは「スイカの絵を描いてほしい」と懇願。しかし、別れ際にすずの名字を知ったリンは顔をわずかに曇らせ、急き立てるように帰宅を促すのだった。
「女郎のリンは常に着物姿で、艶のある雰囲気がすずとは対照的なキャラクター。今回のエピソードで周作とリンが道を挟んで会釈する場面もあり、2人の関係性を匂わせるなどリンの存在が大きく扱われています。リンを演じる二階堂に視聴者も見惚れたようで、ネット上には『リンさんから出てる色気がハンパない』『今までになく二階堂ふみからエロスが出てる』『どうやったらこんな色っぽい所作ができるんだろ』『女性の私から見ても着物を着崩したふみちゃんにドキドキする』といった声が続出しました」(芸能ライター)
第4話では、憲兵からスパイ行為を疑われたすずがショックのあまり寝込んでしまう。夏バテかもしれないと家族が心配する中、円太郎が子どもができたのではないかと発言。それを聞いたとたん、サンと径子は不快感を示すのだった。
「第4話の予告では周作に不満を抱えたすずのセリフも流れ、夫婦の衝突を予感させています。さらに、すずの幼なじみで初恋の人でもある水原哲(村上虹郎)と再会するシーンもあり、視聴者からは『正直なところ周作とリンはあんまり絡んでほしくない』『こんな幸せな夫婦に波乱が起きちゃうの?』と夫婦仲を心配する声が上がりました」(同)
周作とリンの関係が夫婦仲に亀裂を生じさせてしまうのか。夫婦愛が試される回になりそうだ。