主婦やジャニオタもターゲットに？　被害急増の「メールレディー詐欺」の実態とは？

　TwitterやインスタグラムなどのSNS上や、副業サイトで「メールレディー」という言葉を見たことはないだろうか。メールレディーとは、男性とサイト上などでメールのやりとりをするという在宅アルバイトで、1通送るごとに数十円という報酬が得られるという。「簡単スマホ作業で高収入」「初期費用一切不要」「初心者でもすぐに稼げる」「身バレなしで安心安全」などといった夢のような謳い文句の求人募集も散見される。

　暇なときに男性とメールするだけでお小遣い稼ぎができるのであれば、ぜひやってみたい……そう思う人もいるだろうが、実はメールレディーに登録した女性が、数十万規模の被害をこうむるといった詐欺が、現在横行しているようだ。

　電話やメールなどで詐欺被害の無料相談を受けている「詐欺被害緊急ホットライン」代表・池田成希氏は、「20代の若い女性の方を中心に相談が急増しています。広告メールの類やTwitterやインスタグラム、LINE、副業サイトなどからメールレディーという仕事を知り、実際に始めたところで、詐欺に遭ってしまうんです」と語る。

　お金を稼ぐためにメールレディーを始めたのに、なぜ反対にお金を騙し取られてしまうのか――「メールレディー詐欺」の実態に迫る。