嵐、新曲売り上げ24.8万枚で前作超えも「大惨事」「下げ幅ヤバい」とファン危機感
嵐のニューシングル「夏疾風(なつはやて)」が、7月24日付のオリコンデイリーシングルランキングで、初登場1位にランクイン。発売初日だけで24.8万枚を売り上げ、2位の東方神起の「Road」(6.3万枚)を遥かに超える高数字を叩き出した。前作の初日売り上げ記録を上回る数字になったものの、ファンは危機感を抱いているという。
同曲はフォークデュオ・ゆずの北川悠仁が作詞作曲を手がけ、爽やかなメロディーが特徴の1曲。8月5日に開幕する「第100回全国高校野球選手権記念大会」の模様を追う番組『熱闘甲子園』(テレビ朝日系)のテーマソングに起用されている。タイアップとあって、販売形態は初回限定盤、通常盤に加え、「高校野球盤(初回限定)」なるバージョンも登場。CDには「夏疾風(熱闘ブラバンver.)」が入っているほか、DVD収録の「夏疾風(高校生コラボver.)は、嵐5人と高校生ダンス部総勢85名が、映像上でコラボレーションしたビデオ・クリップだとか。
今年2月発売の前作「Find The Answer」は発売初日に22.9万枚を売り上げており、今作は初日の時点でその記録から2万枚近く跳ね上がっている。しかし、「Find The Answer」は初回限定盤と通常盤の2種展開だったため、3種販売の今作はもう少し数字が伸びてもおかしくない状況だ。
「もちろん、初日で20万枚超えできるアーティストは少ないですし、あくまで“嵐基準”で、売り上げが低下傾向にあると感じました。例えば、同じく3種の場合、昨年11月発売のシングル『Doors~勇気の軌跡~』はデイリーランキングで32.1万枚ものヒットを飛ばしていましたからね。メンバーの相次ぐ熱愛報道が響いた上に、今年4月の二宮和也&フリーアナウンサー・伊藤綾子のドライブデート報道がファンの購買意欲に影響しているのでは」(ジャニーズに詳しい記者)
初日の売り上げデータを受け、ネット上の嵐ファンは「売り上げめっちゃ低い……やっぱり綾子の件でファン減った?」「4月の綾子事変は痛かった。あれから初めてのシングルだし、インパクト弱いタイアップだし、これはなかなか大惨事」「初動、40万いくよね……? 前は余裕だったのにこれじゃ2種の売り上げにしか届かない。下げ幅がヤバい」「これまでもじわじわ下がったけど、こんなに下がるとは……」と、衝撃を受けている。
とはいえ、単純に“ファン離れ”が進んだわけではないようで、一部では『熱闘甲子園』がスタートする8月5日以降に売れ始めるのではないか、と指摘する声も。番組には相葉雅紀が「熱闘!高校野球100回スペシャルナビゲーター」として出演するが、嵐ファン以外の高校野球好きの一般視聴者がCDを手に取る可能性に期待を寄せている。また、Twitterユーザーの中には「西日本豪雨の影響で配送されてなくて、夏疾風フラゲできなかった」「夏疾風、西日本豪雨災害の影響で、私の地域では明日入荷予定。今までフラゲできていたことに感謝」といった報告も上がっているため、今後徐々に売り上げが加算されていくのかもしれない。
「今作のコンセプトに合わせた高校野球盤は、初回限定盤&通常盤とは違い、CDのジャケット写真に嵐メンバーが写っていません。『ARASHI』と書かれた野球のユニフォームがメインで、テーマ通りのビジュアルになっています。さらに、DVDの『夏疾風(高校生コラボver.)』はコラボという記載により、嵐メンバーがどれだけ出演しているのかが不明でした。『3形態なのに売り上げ振るわないな。恐らくだけど高校野球盤を買ってる人が少ないんだろう』『高校野球盤がどんな感じかわからず見送った人が多いから、その人たちが買ってくれるといいな』『自分の周りでは、嵐が映ってなさそうだから高校野球盤買うか迷ってる人多かった』とのコメントもあり、発売後の評判が出るまで買わずに様子見していた人が多かったのでしょう」(同)
こうしたさまざまな事情で、3種展開でも大幅な売り上げ増加に至らなかったとみられる「夏疾風」。週間記録では、前作「Find The Answer」の39.5万枚を突破できるだろうか。