日テレ『PON!』、9月打ち切り理由は「ギャラ削減」!? 新番組は「ほぼ内容同じ」
一部で“打ち切り説”が報じられていた、日本テレビ系の情報バラエティ『PON!』だが、やはり9月に放送が終了するという。そして後番組は「基本的な内容はほぼ同じですが、大幅な“経費削減”が予定されています」(日テレ関係者)そうで、約8年の歴史に幕を下ろした後は、省エネ化が行われるのだという。
2010年にスタートした『PON!』は、前番組の『スッキリ』、後番組の『ヒルナンデス!』に比べて、視聴率が振るわず3%台前後が続いていた。
「『PON!』の数字は、少なからず『ヒルナンデス!』に影響も出るため、局としてはなんとか持ち直しに期待していたものの、ついに諦めることにしたのでしょう」(週刊誌記者)
10月から始まる新番組は『PON!』の放送内容にあまり手を加えず、それどころか「基本的には同じ作り」を目指しているのだという。
「日テレ局内で『PON!』が重宝されていたのは、外部から持ち込まれた企画や素材を、片っ端から放送しているため。例えば、他番組では放送しないような、あまり面白味のないイベントやアミューズメントなんかをオンエアしたり、知名度や人気的に起用がためらわれるタレントでも芸能事務所からお願いされたら取り上げたり。日テレと外部の関係をうまく築く上で、一役買っていたんです」(芸能プロ関係者)
グループやタレントの事務所としても、またファンとしても、この部分はありがたい要素だったと言えるだろう。
「7月19日の放送では、オープニングからA.B.C-Zが登場し、長尺でブルゾンちえみとトークを披露していた。嵐ならまだしも、A.B.C-Zをここまで取り上げる番組は、キー局では『PON!』くらいでしょう。プッシュすれば起用してもらえるという点で、『PON!』はプロダクションからもありがたい存在でした」(同)
番組内容は同路線で継続とのことだが、しかし一方で、出演者、さらにはスタッフについては、大ナタ人事が待ち受けているそうだ。
「内容を変えずにコスパを上げるなら、やはり出演者のギャラを調整するしかありません。基本的にMCは、ギャラがかからない局アナを起用し、有名タレントのレギュラーはほぼなくすようです。一部の『PON!』出演者は、日テレの他番組に引き取ってもらうという話も出ていますが、全員が生き残れるというわけではないでしょうね。また制作スタッフも、ギャラが高いベテランのディレクターやプロデューサーは外され、半数近くが入れ替わりとなってしまうそうです」(前出・関係者)
近頃は好視聴率にも陰りが見え始めている日テレ。『PON!』がリニューアルではなく、タイトルと出演陣、スタッフの刷新にかじを切ったのは、足元に火がつき始めたということなのかも知れない。