「男のムダ毛」は処理するべき? 外専女子が見た「日本男子」と「欧米男子」のヘア比較
時は過ぎ、めっきり外国人男性との出会いもなくなりつつあるここ最近、ふと、ある男性が気になりました。
テレビ番組で知った在日アメリカ人タレント、マシュー・チョジックさん。
ハーバード大学大学院卒で、小説を執筆されたり多方面で活躍されているとのことで、気になってインターネットでマシューさんの画像を見ていたら、シャツの胸元から胸毛がチラッ。
「ぎゃっ! 『スーパーナチュラル』だ! イカン!」と、以前であれば思うところですが……マシューさんの胸毛に対しては、不思議とそんなことはありませんでした。
むしろ、「全然オッケー。こっちの方が良い!」と感じたのです。
そんな感情の変化に自分でも驚き、なぜなのかと深く考えてみると、そこには私の外専女子としての「経験」が、大きく影響しているようでした。
私の理想の男性は、確かに「イケメンの外国人男性」。しかし、多くの経験を積んだ結果、「女性の目を意識してツルツルピカピカな男性」よりも、「毛の処理に時間をかけるんだったら、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごす男性」の方が、魅力的に思えるようになっていたのです。
つまり、外見を磨くよりも、内面を磨く男性――私がイメージするマシューさんは、まさにそんなタイプの方。さらに猫好きで本好きで私のツボをグイグイと押して来て、今では理想の男性第1位。
「スーパーナチュラル」な胸毛でも、愛があればくすぐったくて気持ちの良い芝生に思える! ボーボーだろうがモジャだろうが、それがそのひとならそれで良い!
……外見だけで飛びついてツルツルの遊び人に引っかかっていたあの頃より成長した自分を、外国人男性の体毛によって知るのでした。
毛のあるなしより、人間性です。
(隔週火曜日・次回は7月31日更新)
<著者プロフィール>
音咲椿(おとさき・つばき)
男性向けグラビア誌編集長を経て、ポット出版社刊「女の子×女の子のためのエロチックブック・Carmilla」にてイラスト・漫画家デビュー。
単行本「イケメン外国人たちとベッドで異文化交流した結果。」(ぶんか社刊)好評発売・配信中。テレビ出演多数。