アラサー処女、「妄想みたいな」「正直最高だった」ロストバージン体験談!
恋愛に疎くアラサー処女の友人が、先日やっと処女を卒業したとのことで、祝福がてら話を聞いてきました。私の想像では「全然気持ちくないし痛いまま終わったわ~」みたいな感じかな、と勝手に考えていたのですが、友人の口からは「正直、最高だった……」と真逆のセリフが飛び出したのです。
詳しく聞いてみると、相手は学生時代の同級生。当時は学校の中で1、2を争うイケメンで、今は大手一流企業に勤めているエリートなのだとか。友人は数回しゃべったことある程度の仲で、社会人になってからは疎遠だったものの、同窓会で再開して意気投合。羨ましい眼を向ける同級生たちを差し置いて同窓会を抜け出して2人で飲みに行き、その後は彼のタワーマンションで、少しこなれた彼に優しく手ほどきを受けながら初夜を迎えたんだとか……。しかも、一夜の夢では終わらず、その後も順調に交際を重ねており、今は「一緒に寝てると彼が抱きついてきて離れてくれない」のが悩みだと言います。「え? 妄想の話だよね? 帰っていい?」と思わず返した私でしたが、仲良し動画を見せられ、あえなく降参しました。……おめでとう、友人。
最近の私の悩みと言えば、TL作品を読みまくっているせいか、「エロシーンにまったく魅力がない」「このコマの構図どうなってるの? 遠近法おかしくない?」「この展開無理やりすぎでしょ!」という“私の頭の中のツッコミ”が邪魔をして、全然内容に集中できないこと。TL作品好きの女性なら一度は思ったことがあると思うのですが、友人の幸せな悩みを知って、なんだか切なくなってきました……。
でもその友人、私よりもTL作品を読み込み、人気作品からマイナー作品まで網羅している猛者でもあるので、「“ただエロいだけ”じゃない、絵もストーリーもしっかりしているTL作品を教えて!」と頼んだところ、真っ先にタイトルを挙げたのが『甘い渇きは君のせい―映画監督とこじらせ処女―』でした。
趣味の園芸に生きる28歳処女の場合
ヒロインの千鶴は28歳、処女。祖母から譲り受けた屋敷の手入れと家庭菜園が趣味で、恋愛は疎い“おひとりさまOL”。ある日、屋敷の前に倒れている人を発見し、急いで駆け寄ると、それは大学時代に唯一恋をした、あこがれの荻原先輩だったのです。
きっともう会うことはないと思っていたのに、突然目の前に現れた先輩。動揺しつつも介抱していると、ふいに抱きしめられ、「会いたかった」なんて言われ……。重なる唇、体を這う指先に、千鶴は抗うことができず、されるがままに達してしまいます。そして次の日、売れない映画監督がゆえに住むところがない萩原先輩のお願いを断れず、屋敷に住まわせることを許してしまった千鶴。あこがれの先輩と一緒に住むなんて、これからどうなるんでしょう――。
この作品、とにかく絵が見やすいのでどんどん読み進めてしまいます。調べてみると、TL小説で人気のイラストレーターさんが描いているようで、絵の美しさに納得。ストーリー性も高いので、純粋に次の展開が気になります。まさに“ただエロいだけ”では終わらないTL作品でした。
ほかにも友人が挙げてくれた、『ガテン農家とちっぱい処女―うそでしょ…?―ビニールハウスで即エッチ!?』はBL漫画家さんが初めてTLを描いた作品で、中身が濃く読みごたえたっぷり。そしてもう1冊、グイグイくる後輩に愛され、惑わされる過激なオフィスラブ作品『この男、猛獣につき要注意。―危険な後輩の極上セックス―』も、絵柄、内容、もちろんエロも大満足で、さすがTLマニアの友人、と納得してしまいました。今年の猛暑は、質の良いTL作品を読みふけりながら乗り切りましょうね!
(ヨコシマリンコ)
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