「線引きがほしい」KAT-TUN・中丸雄一、セクハラ問題に「納得いかない」と提議
バカリズムとKAT-TUN・中丸雄一らが毎回女性芸能人をゲストに迎え男女の価値観の違いについてトークするバラエティ番組『女心がわかる男、わからない男』(日本テレビ系)の最終回が6月29日深夜に放送された。
この日は、先週に引き続き「男と女は分かり合えるのか? 徹底討論2018」として、女性ゲストにタレントの滝沢カレン、MEGUMI、辺見えみりが登場。芸能界を代表する独身男子として、レギュラーの中丸雄一、バカリズムのほか、お笑いタレントの井上裕介、歌手の西川貴教、俳優の武田真治が集い、女性ゲストと討論を行った。
番組内では、視聴者の女性が実際に体験した「女心が分からない男性のエピソード」を次々と紹介。その中の「『太った?』『ちょっと痩せた?』などいちいち言ってくる会社の先輩がいる」という体験談から、「どこまでがセクハラですか問題」が取り上げられることに。これに対し辺見は「女性の中にもセクハラ発言を受け止められる人と受け止められない人がいる」と回答。個人の受け取り方の問題だとしながらも、「性を感じる言葉、身体的な言葉はどうしても嫌」と発言した。
そして、話を振られた中丸は「昨今、相手がこれはセクハラだと思ったらセクハラだみたいな話あるじゃないですか。あれ納得いかないですよね」と持論を展開。「それが通ってしまうと、女性無敵じゃないですか」と批判しつつ、「セクハラの線引きがほしい」と口にしていた。
しかし、この発言に視聴者からは「中丸くんがこういうこと言うの残念」「人によって受け取り方が違うのは当たり前だから、本来線引きはできないよね」という批判がネット上に噴出。一方では、「中丸くんは、男性側の意見を提示しただけなのに、なんで批判するんだろう」「感情にゆだねるのは、男性的には不安と思っただけじゃないの?」という擁護も見受けられたものの、現在セクハラに対する多くの人の意識が変わっている中で、残念と感じた視聴者も少なくなかったようだ。
また、最後にはこれまでに出演した女性ゲストが査定した「女心がわかる男」「女心がわからない男」の総合ランキングを発表。中丸は浅田舞とかたせ梨乃に「女心がわからない」と評価されたため、ポイントはマイナス2に。しかし、武田が圧倒的票差で「女心がわからない」判定をもらっていたために“キングオブ女心がわからない男”は避けることができたようだ。
残念ながら、この日の放送が最終回となった『女心がわかる男、わからない男』。“男女”について独特の持論を展開するなど、中丸の新たな一面が発見された同番組。視聴者からも番組終了を惜しむ声が集まっており、シーズン2に期待する意見も多く寄せられていた。
(福田マリ)