カルチャー
現役&元・吉原ソープ嬢対談【前編】

ジャニーズ・俳優とヒミツのプレイ、「はとバス」が風俗斡旋!? 吉原ソープ嬢対談

2018/07/14 19:00
Photo by flickr by Mario Antonio Pena Zapatería

 ほとんどの女性が足を踏み入れることのない世界、吉原遊廓。男のあこがれの場所とされる一方、女性にとってもどこか魅力を惹かれる町ではないだろうか。そこで今回、ソープ嬢歴28年のゆかさんと、サイゾーウーマンで「おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち」を連載中の曼荼羅さんに、その面白くも不思議な吉原事情と、風俗の世界について語ってもらった。

<プロフィール>
・曼荼羅さん
30代でデリヘルで風俗嬢デビュー。出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちした後、現在は素人童貞などセックスに自信のない悩める男性のためにプライベートレッスンを展開。

・ゆかさん(55)
20歳のとき、吉原の高級店で風俗嬢デビュー。48歳で上がるまでソープ嬢歴28年。これまで2万人の男性を相手にし、稼いだお金は約3億円。ソープを上がって初めて就いた昼職はお弁当屋さん。しかし、人間関係がうまくいかず現在は無職。36歳と35歳の娘も風俗嬢である。

――お二人が風俗業界に入ったきっかけを教えてください。

曼荼羅さん(以下、曼) 20代は昼職の仕事をしてたんですけど、30代に入ってから借金がきっかけでデリヘルデビュー。稼げないといわれる時代に風俗業界に入って、熟女ホテヘル、出稼ぎ、吉原激安ソープを経て、今年セックスレッスンの店を開業しました。

ゆかさん(以下、ゆか) 私は18歳で結婚したら、旦那に商売やってた時の借金があることがわかって。それで、自分の旦那に吉原に連れて行かれたの。旦那がよく行く店に。

曼 旦那さんに!? デビューは高級店ですよね?

ゆか 「グランド宝石」っていうお店。高校卒業時にはおなかが大きくて、子どもを生んじゃってたけど、まだ若くてかわいいから高級店でって。月300万円稼いで、1年で3000万円くらい返したんですよ。それでも、まだ1億くらい借金ある人で。もうダメだと思って、裁判所に子どもを連れて「協議離婚してください」って駆け込んだ。

曼 風俗を上がったのは?

ゆか 48歳。20歳から28年間ソープ一本で働いて。最初は1本6万5000円の高級店で、手取りは4万円くらい。だんだん年齢とともに格安店に移動して、最後の3年間にいた店は、手取り1万2000円くらいで。それでも、お茶引きそうな日(※客が来ない日)がいっぱいあって、屈辱的だったんですよね。

――その28年間で何人くらい接客したんですか?

ゆか 2万人とヤったからね。指名がかぶるから正確な人数は2万人じゃないけど、2万人を接客して、それが×2回だと4万回使ったんだと思って。

曼 2万人ってあんまりいないですね。風俗を上がって、マットの講師をやってる50歳すぎの方でも、1万人とか。2万人だったら、バックが3万円だったとしても軽く6億円いきますね。

ゆか でも最後はバックが1万円だったりしたから。計算してないけど3~4億くらい? でも、月々の生活費だけで、「なんでなくなっちゃうんだろう」って思っちゃう。日々の生活費、親の家や自分のマンション買ったり、子どもを学校に入れたり、あとお墓と車。私、おしゃれしないけど、見栄っ張りだから車だけはベンツかBMWしか乗らなかった。それが自分の名刺代わりだったの。

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